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〈朝鮮と日本の詩人 38〉梅田悦子

非道詫びる深い自省の念 欅の木茂れる庭の蝉しぐれ安重根に降りそそぐ夏 指欠けし手形押されいるその書に安重根の心を読みぬ (安重根記念館2首) 拷問を加える日本兵の顔ふつうの顔しているのが悲しい 五千円…

〈みんなの健康Q&A〉高血圧を予防、改善する生活習慣

Q:まわりに高血圧で通院している人がたくさんいます。 A:生活習慣病の代表的な疾患である高血圧は、高齢化社会をむかえて、医療機関を受診する患者の中でもっとも頻度が高いと推測されます。いまだに原因が不明…

〈朝鮮服飾ものがたり 38〉具軍服(クグンボク)

武官最高の服飾である。 王の出行時には、大臣以下の文官たちもこの装いで従った。 トンダリと呼ばれる軍服の上に、戦服を着て、戦帯をしめた。 環刀を持ち、ポンゴジと呼ばれる軍帽をかぶった。 足にはスヘジャ…

〈遺骨は叫ぶ 8〉古川鉱業足尾銅山・食事は鰯と唐辛子味噌、栄養失調者も

「宮城遙拝」強制、目を動かすと殴打 日本の公害の原点と言われる栃木県の古川鉱業足尾鉱業所(現日光市足尾町)は、閉山して35年の歳月を経た今も、精錬所の煙害などで荒廃した風景に息を呑む。日本のグランドキ…

〈朝鮮通信使来聘400年 10〉画員と絵師の交流200年

朝鮮の美術に高い関心 南画の大家である池大雅が、富士山の画法について問い、通信使画員の金有声がそれに答える。 外国の一流の画家たちと直接会って語り合う。こんな願ってもない交流の場を、江戸の絵師は通信使…

〈人物で見る朝鮮科学史 40〉朝鮮王朝文化の幕開け(4)

最も正確な東洋最古の世界地図 15世紀中頃~17世紀中頃までのヨーロッパ人によるインド・アジア・アメリカなどの海外進出を大航海時代と呼ぶが、なかでも1492年のコロンブスによるアメリカ大陸の確認はよく…

〈朝鮮と日本の詩人 37〉大津啓一

朝鮮侵略への憤怒と苦痛歌う 第二檻房前の けたたましい叫び声 小村看守 たださえかん高い声が 薄い髪毛の頭のてっぺんを付きぬけて 更にかん高く 交替して控室に入ったばかりの飛田看守 明治四年の お台場…

〈朝鮮服飾ものがたり 37〉戦服(チョンボク)

軍服のひとつ。袖がなく、後を深く割いて、ほかの服の上に重ねて着た。 1894年、甲午農民戦争以降に廣袖衣の廃止に伴い、官吏たちの通常礼服になった。 トゥルマギの上に重ねて着て、ひも状の帯をしめた。 (…