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南永昌遺稿集「奪われた朝鮮文化財、なぜ日本に」/詩人・石川逸子

文化ジェノサイドへの怒り 故・南永昌氏が、新聞・雑誌に執筆した朝鮮文化財略奪に関する二つの連載文の収録。タクシードライバーほかさまざまな職種で生計をたてながらの長年に及ぶ調査研究。氏を動かしたものは、…

「思い届けたい」「胸が熱く」/近畿、東海地方芸術発表会

近畿、東海地方在日朝鮮学生芸術発表会が6日に行われた。 舞踊(大阪朝鮮文化会館)、民族器楽、声楽、吹奏楽(池田市民文化会館)の部門別に行われた発表会には、大阪、和歌山、京都、兵庫、愛知、岐阜、三重の朝…

凛々しい姿に拍手喝采/中四国地方在日朝鮮学生芸術発表会、4学校から21演目

新型コロナウィルス感染症の拡大により、今年は学生芸術コンクールを例年通りの形で行えなくなった。このような状況下で、各地の朝鮮学校関係者は、児童、生徒たちが日頃から磨いてきた芸術性と民族的情緒を発揮し、…

賞はなくとも素晴らしい舞台/東日本在日朝鮮学生芸術発表会

東日本在日朝鮮学生芸術発表会が5日、舞踊・声楽部門(東京朝鮮文化会館)と器楽部門(国立オリンピック記念青少年総合センター)に分かれ、それぞれ行われた。関東、東北、北海道、長野、静岡の中高級部の生徒たち…

〈本の紹介〉あれから─ルワンダ ジェノサイドから生まれて/ジョナサン・トーゴヴニク著、 竹内万里子訳

母と子、生きる力に触れる 1994年4月、人口730万の東アフリカの小国ルワンダで、わずか100日のあいだに100万人以上が虐殺されたという大規模なジェノサイド(虐殺)が起きた。犠牲になったのは少数派…

〈ウリマルの泉(우리 말의 샘) 7〉夏休みの宿題と漢字音(여름방학숙제와 한자음)

中学1年の夏休みに入ると、すぐに自分に課した夏休みの宿題に取り組んだ。それは、復習と予習を兼ねて家で世界史の教科書を訳すことだった。 叡山電車の終点、鞍馬駅の三つ手前にある市原から静原方面に20分ほど…

〈本の紹介〉民衆暴力―一揆・暴動・虐殺の日本近代/藤野裕子 著

自発的行為のはじまりにあるもの 暴力をふるうに相応の「論理」とは何か―。近代国家が、暴力の正当性の独占を図る裏で並存した民衆の解放願望とエネルギー。そして、それらが暴力となり発生した数々の事件たち。 …

真摯にピアノに向かう実直な演奏/金蓮姫ピアノリサイタルを聴いて

「金蓮姫ピアノリサイタル-ピアノと共にVer.4-」が9月25日、札幌のザ・ルーテルホールで行われた。 金蓮姫さんは、朝鮮学校教員として、また朝鮮のピアノ作曲家としても数多くの功績をあげてきた。今回の…