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〈人物で見る朝鮮科学史 24〉新羅の科学文化(番外編)

慶州最高の教育の場 2002年11月、筆者は全北大・金根培教授の案内で新羅の古都慶州を訪れたことがある。釜山大で開催された韓国科学史学会で「科学史における近世」という題で招待講演を行った翌日のことであ…

〈遺骨は叫ぶ 1〉発盛精錬所・朝鮮人労働者に血の制裁

東海に消えた「アイゴー、アイゴーの声」 「ここにもある。あっ、こっちにもある。」 十数人の報道関係者が騒ぎ出したのは、2006年12月8日の午後だった。場所は、秋田県山本郡八峰町八森の高台に広がる原野…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 17〉舞踊家・崔承喜(上)

崔承喜は、朝鮮の伝統舞踊を独創的にアレンジし、現代朝鮮民族舞踊発展の基礎作りに寄与した女性である。 1911年、彼女はソウルの裕福な両班の家庭に、4人きょうだいの末っ子として生まれた。聡明で勝気な性格…

〈朝鮮通信使来聘400年 1〉家康の執念・国交回復

豊かな文化遺産、日本にもたらす 今年は朝鮮通信使来聘400年の記念すべき年である。1607(慶長12)年から1811(文化8)年におよぶ朝鮮通信使の来聘は、江戸時代の朝・日関係を多彩にしたばかりでなく…

〈人物で見る朝鮮科学史 23〉新羅の科学文化(5)

古代オリエントとの交渉か 高句麗、百済との三国中でもっとも最後に興った新羅が、唐の援助を受けたとはいえ、その二国を滅ぼすことができたのは、それだけ国力をつけたということである。その契機となったのは洛東…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 16〉独立運動家の妻・李愛羅

李愛羅は、独立運動家の妻として波瀾多き道を歩み、ついには日警の悪辣な拷問により息絶えた女性である。 夫婦で教師 彼女は、ソウルで李チュンシクの3女として生まれた。別名、李愛日羅、李心淑ともいう。 梨花…

〈人物で見る朝鮮科学史 22〉新羅の科学文化(4)

エミレ鐘=世界で最も美しい音色 新羅の文化遺産のなかで、悲しい伝説とともに広く知られているのが「聖徳大王神鐘」、通称「エミレ鐘」である。 エミレ鐘は、その鐘の音が「オンマー、オンマー」という子どもの泣…

〈人物で見る朝鮮科学史 21〉新羅の科学文化(3)

1995年に慶州吐含山の石窟庵とともに、ユネスコの世界遺産に登録されたのがその麓にある仏国寺である。仏国寺もまた新羅石造建築の粋を集めたものといえるが、とくに大雄殿につながる白雲橋と星雲橋、前庭にある…

〈人物で見る朝鮮科学史 20〉新羅の科学文化(2)

「ダ・ヴィンチ・コード」の数字の妙 世界最古の天文台といわれる瞻星台は建てられて1300年以上にもなるが、これまで一度も補修工事を行ったことがない。この事実は、当時の高い建築技術を示すものであるが、瞻…

朝鮮大学校創立50周年に際し歴史、自然博物館リニューアル/日本市民に一般公開、盛況

高句麗古墳壁画の模写など70点、歴史遺物500点 朝鮮大学校創立50周年に際しリニューアルされた朝鮮歴史博物館(同校記念館2階)と朝鮮自然博物館(同校記念館1階)が同校創立50周年記念フェスティバルが…