〈人物で見る朝鮮科学史 57〉測雨器と気象学 番外編
2008年05月30日 00:00
「科学帝国主義」の象徴 1917年に朝鮮総督府観測所は、所長であった和田雄治の研究論文を一つにまとめた「朝鮮古代観測記録調査報告」を刊行した。ここには測雨器とそれによる降雨量記録をはじめ朝鮮における地…
朝大・朝鮮自然博物館/動植物など約1200種、2500点
2008年05月28日 00:00
「朝鮮の自然、身近に感じて」 最近の大学生は生き物にあまり詳しくない。そのせいか大学の講義でよく私は、自分の息子たちのことを引き合いに出す。 5歳になる子どもたちは、私に似てかどうだか生き物が大好きで…
〈朝大・朝鮮自然博物館 1〉動植物など約1200種、2500点
2008年05月28日 00:00
「朝鮮の自然 身近に感じて」 最近の大学生は生き物にあまり詳しくない。そのせいか大学の講義でよく私は、自分の息子たちのことを引き合いに出す。 5歳になる子どもたちは、私に似てかどうだか生き物が大好きで…
〈遺骨は叫ぶ 14〉愛知・中島飛行機半田製作所・半田空襲で死亡した4割が朝鮮人
2008年05月26日 00:00
防空壕もなく避難命令伝わらず 愛知県半田市乙川地区は、大正期に海を埋め立てて水田が造成された所で、農業を中心とした人口7000人ほどの静かな村だった。1942年の夏、突然この村で工場と飛行場用地の買収…
〈人物で見る朝鮮科学史 56〉測雨器と気象学(5)
2008年05月23日 00:00
朝鮮の測雨器と和田雄治 今から約50年前、世宗時代の測雨台を発見した研究者は日本科学史学会誌に「李朝時代の降雨量測定法」という論文を発表した。その人にとっても最初の研究論文であったが、それは朝鮮科学史…
〈人物で見る朝鮮科学史 55〉測雨器と気象学(4)
2008年05月16日 00:00
現存する「錦営測雨器」 現存する唯一の測雨器は忠清南道公州観察司の前に置かれていたもので、通称「錦営測雨器」と呼ばれている。 1837年に製作されもので、植民地時代に日本に持ち込まれ1971年に韓国気…
〈朝鮮史から民族を考える 18〉「植民地近代化」論批判(下)
2008年05月12日 00:00
跋扈(ばっこ)する資本主義万能論 批判その二 第2に、個々の実証レベルで問題点がある。 (1)119世紀の経済停滞説について。 一時期の経済危機が必ずしもその危機を乗り越える内的動力の枯渇を意味するの…
〈人物で見る朝鮮科学史 54〉測雨器と気象学(3)
2008年05月09日 00:00
長期変動を知る貴重な資料 世界最初の雨量計・測雨器は、朝鮮が世界に誇る科学史的業績であるが、前近代的な側面もある。というのは農耕社会において降雨量は農業と直接関連する重要事項であり、天に代わって政事を…
〈朝鮮史から民族を考える 17〉「植民地近代化」論批判(上)
2008年05月09日 00:00
倫理的価値観を持つことこそ 「植民地近代化」論 1980年代末以降の世界的規模での冷戦体制の終息、東アジア地域の構造的変動(南朝鮮・台湾の民主化進展と経済成長)などの現実は、歴史学において従来の「内在…
〈関東大震災下の朝鮮人虐殺問題 3〉国家の核心機関が虐殺に関与
2008年04月30日 15:26
3. なぜ、国家犯罪というか(とくに戒厳令問題) 大震時の朝鮮人虐殺問題をなぜ国家犯罪と言うのかの理由は、(1)国家権力の中枢である内務省が、戒厳令発布を朝鮮人暴動流言と結びつけたこと、(2)朝鮮人暴…