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〈春・夏・秋・冬〉笑顔のために

「例年」であれば、と花をまとった木々を見ながら思う ▼新型コロナウイルスの影響で昨年に続いて、今年も花見といった年中行事は延期せざるを得ない状況だ。近況を分かつ場が恋しいが、同胞たちの心情をよく知る各…

〈春・夏・秋・冬〉レッテル貼りの手法

朝鮮はFBIの要請に従い資金洗浄の罪を着せて自国民を米国に引き渡したマレーシアと断交した。自国民は無実であり、マレーシア司法当局は犯罪に関する物的証拠を何一つ提示しなかったと外務省声明を通じて主張した…

〈春・夏・秋・冬〉「創氏改名」

現在、問題となっている選択的夫婦別姓制度、海外でも報道されていると本紙連載の「沈黙の声」で浅野健一さんが英ガーディアン紙の記事を紹介し、「結婚前の姓の使用を認めない日本の法律は女性差別的な制度だと指摘…

〈春・夏・秋・冬〉「パチンコ」を読む

従弟から届いた結婚式への招待。親族が一堂に会すこともままならない昨今、この上ない吉報だった。ただ一点、「通名での参加」の条件を除いては。一貫して日本の学校に通い、一流大学を出て上場企業に勤める従弟は、…

〈春・夏・秋・冬〉「増産2」号の開発

江原道元山市にある自力更生展示館の農業コーナーには「平壌54」、「江原30」、「豊年田3.30」などが紹介されていた。これらは順に稲、大豆、稲作支援プログラムの名称だ。命名が独特なので、1年前の参観時…

〈春・夏・秋・冬〉10年の月日と「今」

東日本大震災発生から同胞社会もまた10年の月日が流れた ▼震災から半年、真っ黒に日焼けした友人の姿を今でも思い出す。デスクワーカーの彼が日に焼けていたのは、週末に福島初中に通っていたためだった。子ども…

〈春・夏・秋・冬〉原発事故と東京五輪

東日本大震災から10年、関連番組を見て改めて思ったのは、福島第一原発事故の影響の深刻さだ。これまでの震災との決定的な違いは原発事故が起こったことで、激震や津波の被害は復旧できても、原発事故の被害は今後…

〈春・夏・秋・冬〉「転禍為福」の証言

「3.11」から10年、本紙にも被災地を取材した記者たちの現地報告が掲載された。震災と津波の被害を克服し絆を深めた総聯の活動家、同胞たちの証言に接し「転禍為福」の言葉を噛みしめた。

〈春・夏・秋・冬〉名前とアイデンティティ

数年前、大病を患ってリハビリをしていた時、理学療法士の女性が次のように話していた。「結婚し姓を夫のものに変えなければならなかったことが嫌で悲しかった」。この言葉を思い出したのは、日本社会で選択的夫婦別…

〈春・夏・秋・冬〉「臨月の慰安婦」

3.1独立運動から102年を迎えた1日、朝鮮中央テレビは1編のドキュメンタリー番組を放映した。1944年9月、中国雲南省拉孟で撮影された「臨月の慰安婦」。この有名な写真の被害者を探し出す過程を伝えてい…