公式アカウント

良妻賢母の呪縛/玄明淑

7月12日、オモニの7回忌を迎える。専任活動家のアボジを支え5人の子をウリハッキョに通わせ、苦しい家計を一身に担い働き続けたオモニは、同時代を懸命に生きぬいた在日朝鮮人2世の女性のひとりであり、「良妻…

笑顔もたらす「花火」を/金徳誠

夏休み、夏祭り、花火大会。子どもたちはこれらの単語を一つだけ聞いてもウキウキが止まらないだろう。その全部が揃ったイベントが西東京の八王子支部にある。「ハチアイフェスタ」だ。これは、2023年7月に4年…

舞台は一人では作れない/河美珠

5月23日、朝大でオープンキャンパスが行われ、去年に引き続き演劇に出演した。劇中模擬授業の準備をする朝大生のセリフで「もう卒業か…全然実感わかないな」と出てくる。教育実習をみすえた模擬授業も、卒業とい…

わが心よ、歌となりエルファとなれ/金サラン

悲しい時、嬉しい時、いつもそばに歌があった。ひとりっ子で留守番も多かった子ども時代、寂しさや怖さを歌がなぐさめてくれた。私が4歳の時に亡くなった父方の在日一世のハルモニとの唯一の思い出は、所かまわず常…

「中1」/玄明淑

今年度は7年ぶりに中級部1年生の担任になった。この6年間ずっと2、3年生を受け持ってきたので、毎日が新鮮でとても楽しいし、忙しい。もちろん授業で毎年全学年を担当しているが、朝読書から帰りのホームルーム…

ウリハッキョへの道/黄炳柱

東京都板橋区に位置する東京朝鮮第3初級学校。その第3ハッキョへの通学路のひとつにハッピーロード大山というアーケード商店街がある。「東上線通学班」に属していた方には特に馴染み深い道だと思う。私も、母校で…

学生最後の春に/河美珠

朝大に入学して4回目の春を迎えた。卒業年度になり早くも「学生最後」のイベントを数多く経験している。

表現者として/玄明淑

昨年末、意を決して開催した個展「温故知新」のメインテーマは済州四・三であった。二十代の頃、一度取り組んだテーマであったが酷評され封印、四・三70年を迎えた春に書いた「済州四・三抗争」は、それまで重ねて…

ウリマルでウリマウムを学ぶ/金サラン

「ウリマルの基本母音は『・ ㅡ ㅣ』、『天 地 人』を現します」。ソンセンニムとの初回授業。朗々と語る姿に壮大なウリマルの地平が開けていくような感銘をうけた。 その数カ月前、民族を取り戻したい一心で大…

育児のち青商会、時々ゴルフ/金徳誠

私事で恐縮だが、昨年8月に女の子が生まれた。幸いにも会社から育児休暇をもらった私は、第三子にして初めて育児の大変さを体験したような気がしている。 そんな中、「ウリ民族フォーラム」の西東京開催が決まり、…