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葛藤と気付き/姜希純

朝鮮大学校政治経済学部に在籍時、私は、学べば学ぶほど、自分の進路に疑問を抱くようになった。地域の活動家や朝鮮学校教員の数が足りないという現実を目の前にして、私が弁護士を目指してよいのだろうか、弁護士に…

西東京の潜在力/趙晃來

「ウリ民族フォーラム2024 in西東京」の開催地、J:COMホール八王子にはウリハッキョを支える多くの同胞と日本の支援者たちが集まっていた。 フォーラムのステージは西東京第1・第2初中の児童・生徒た…

言葉の壁/夫星琴

 「かれらが私たちの言葉を理解しないのは、かれらが私たちの言葉を聞いていない、それがかれらの問題である」(映画『ベルファスト』より) 英国とアイルランド共和国が領有権を主張する北アイルランド(アイルラ…

大丈夫、1人ではない/朴信陽

「ウリハッキョ」。その言葉は私を時々、小6の秋へといざなう。まだ日本学校に通っていたあの頃、「ウリハッキョ」といえば、舞台上できらびやかな衣装に身を包んだ同年代の児童たち、老若男女問わず七輪を囲む同胞…

抱いた希望/姜希純

東京朝鮮文化会館に広がる演壇、ずらっと並ぶ弁護士の先生たち。集まったたくさんの同胞たちと大きな拍手の音。何年経っても忘れられない光景だ。 2013年、ウリハッキョを高校無償化制度から除外した日本政府に…

南武アボジキャンプ/趙晃來

8月24日、南武初級。41人の子どもたちが続々と体育館に集まってくる。南武初級のアボジキャンプがあるのだ。2016年に初開催し、今回で5回目となったアボジキャンプは夏休み最後の思い出作りとアボジたちの…

北アイルランドを知る/夫星琴

小学生の頃、英国の正式名称 United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandを覚えるため、世界地図を広げアイルランドと色分けされた「北アイルラン…

アボジの思いを心にとめて/金サラン

「そんなふうに育てた覚えはない」。震える父の声に、後悔や不安よりも心の奥底にしまっていた思いが大声になって出た。「パパのことが大好きだから、もうルーツを隠したくないし、向き合っていきたいねん」。 朝鮮…

学美と私/玄明淑

ウリハッキョの学生が参加する行事は実にさまざまで、中央体育大会や芸術コンクールに口演大会などたくさんある。学生数の割合から考えると本当に忙しい。在日朝鮮学生美術展覧会(以下、学美)は、初中高のすべての…

明日を支える希望の汗/黄炳柱

今年も、ウリハッキョの生徒、学生たちによる夏期社会実践活動が始まった。かれらは活動期間、夏期学校の運営や同胞訪問、日校生サマースクールの動員活動や運営参加など、たくさんの貴重な経験をすることになる。私…