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ウリハッキョへの道/黄炳柱

東京都板橋区に位置する東京朝鮮第3初級学校。その第3ハッキョへの通学路のひとつにハッピーロード大山というアーケード商店街がある。「東上線通学班」に属していた方には特に馴染み深い道だと思う。私も、母校で…

学生最後の春に/河美珠

朝大に入学して4回目の春を迎えた。卒業年度になり早くも「学生最後」のイベントを数多く経験している。

表現者として/玄明淑

昨年末、意を決して開催した個展「温故知新」のメインテーマは済州四・三であった。二十代の頃、一度取り組んだテーマであったが酷評され封印、四・三70年を迎えた春に書いた「済州四・三抗争」は、それまで重ねて…

ウリマルでウリマウムを学ぶ/金サラン

「ウリマルの基本母音は『・ ㅡ ㅣ』、『天 地 人』を現します」。ソンセンニムとの初回授業。朗々と語る姿に壮大なウリマルの地平が開けていくような感銘をうけた。 その数カ月前、民族を取り戻したい一心で大…

育児のち青商会、時々ゴルフ/金徳誠

私事で恐縮だが、昨年8月に女の子が生まれた。幸いにも会社から育児休暇をもらった私は、第三子にして初めて育児の大変さを体験したような気がしている。 そんな中、「ウリ民族フォーラム」の西東京開催が決まり、…

教え方のコツは?/河美珠

アルバイトで塾の講師をしている。教える過程で自身も学びたいと考え、始めたバイトだが、最初の頃は生徒たちがちっとも授業を聞いてくれなかった。教え方や教材理解が足りなかったということもあるだろう。しかし一…

イルムは私の生き方/金サラン

「木村愛」という名で30余年生きてきた私は、数年前に初めて参加したある青年民族団体で「金サラン」と呼ばれるようになった。朝鮮人として認めてもらえた気持ちがした。 数カ月後の、2022年5月。同胞の友人…

エアメールの思い出/玄明淑

幼少期の記憶の中にハラボジ、ハルモニ、コモたちと過ごした思い出はたくさんある。 一家の故郷は済州道だけれど、専任活動家だった長男(父)と次男の家族は日本に残り、祖父母と妹弟4人は「万景峰」号に乗って帰…

ノンフィクションの物語/黄炳柱

西東京の同胞社会にチャムジェリョッ(潜在力)コールが鳴り響いている。今、あなたが西東京を訪れたら、その響きのとおり、地域に潜在する力が発揮されている姿を見ることができると思う。 職業柄、私はこれまで「…

未来のために手を繋ぐ/河美珠

コロナによる規制が明け、数年ぶりに米・デポー大学の学生たちが朝大を訪れ、私も交流会に参加した。英語が達者ではないため不安だったが、勇気を出して話かけてみると、拍子抜けするほど私たちと同じような大学生で…