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光の当たらない存在と伴走続けた「革命家」/金賢玉先生を偲ぶ会、那覇市内で

2024年10月07日 11:11 寄稿

元総聯沖縄県本部活動家で、日本軍「慰安婦」として朝鮮半島から沖縄に連行された裴奉奇さんを晩年まで支えた金賢玉さんを偲ぶ会が9月21日、沖縄大学アネックス共創館で行われた。同胞有志らが企画した会に会場で約30人が、オンラインで約20人が参加した。

那覇市内で行われた偲ぶ会に参加したメンバーら(写真はすべて筆者提供)

同胞有志らが企画

会では冒頭、故金賢玉先生(本年7月9日逝去。享年81歳)の生前の姿を収めた映像が上映された。映像では、故裴奉奇さんとの思い出の場所を巡りながら、裴さんとの思い出を語る在りし日の金賢玉さんの姿が映し出された。

金賢玉さんへの思いが語られた

その後、金賢玉さんとゆかりのある在日同胞、日本市民らが、それぞれの思い出を語りながら、故人を偲んだ。

金賢玉さんは、息を引き取る直前まで、講演などの活動を精力的に続けられた。中でも、修学旅行で沖縄を訪れる朝鮮学校の学生たちへの講演は、金さん自身も楽しみにされていた。金さんにとって最期の講演となったのは、6月20日に行われた、広島初中高の高級部3年生に向けた講演であった。

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