〈人・サラム・HUMAN〉千葉ハッキョの会、第五のなかま会／小林武巳さん（69）
2024年06月12日 15:00 コラム 人・サラム・HUMAN二足の草鞋を履き活動を
１９８９年から千葉県にて音楽の教師をしていた。定年を迎えるころに朝鮮学校とのかかわりを持った。千葉初中を支援する千葉ハッキョの会の代表と知り合ったのがきっかけだった。
千葉ハッキョの会のメンバーとなるや、千葉初中で公開授業を頼まれ、授業の準備を進めるために、高麗博物館などを巡って朝鮮の伝統芸能を学び始めたという。「それまでは、吹奏楽の指導に打ち込み、朝鮮について深くは知らなかった。学び始めると伝統芸能の資料が少なく、その理由が日本の植民地によるものだと知り、日本人として責任を感じた」（小林さん）
