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少人数学級の魅力に着目

2024年02月07日 08:00 取材ノート

近年、各地の朝鮮学校で増え続けている少人数学級。1月20, 21日にかけて行われた2023年度教育研究集会では、各学校が少人数学級に適した教育方法を模索した貴重な研究成果や経験が共有された。

過去5年間で遠隔授業の基盤が整ったことは、コロナ禍の不幸中の幸いだった。少人数学級同士、リモート形式での授業や交流を定期的に行うなど、朝鮮学校の教育現場は各校の現状に合わせ、子どもたちがのびのびと成長出来る環境作りに積極的に取り組んでいる。

その一方で、子どもの朝鮮学校入園、入学を検討する保護者たちからは、「子どもに寂しい思いをさせたくない」と、少人数学級を憂慮する声も少なくない。そんな保護者たちの悩みを解く一つの糸口となるのは、遠隔ツールを利用した交流だろう。

そして、目を向けてほしいのは少人数学級が子どもにもたらすメリットだ。例えば、教員からきめ細かな指導を受けられるのは、少人数学級の大きな魅力だ。

その他にも、実際に保護者たちに話を伺うと、「他学年との交流が多く、子どもの成長が早い」「子どもがやりたいことを自由にやらせてくれる。かえって少人数クラスで良かった」と、肯定的な意見が返ってくることが多い。少人数学級と聞けばマイナスなイメージが先行しがちだが、その利点に着目してみるのはどうだろうか。

(忠)

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