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〈Around Korea 立体的情勢分析〉平和的台頭をめざす中国の発展戦略(下)/朱建栄氏

2022年03月25日 09:12 対外・国際

 

 

 

朝鮮半島関係諸国とその相互関係をめぐる政治・経済・軍事・科学など多岐にわたる分野の今を考察することで、朝鮮半島を取り巻く国際情勢を側面から立体的に描き出す専門家インタビュー。米中ロ日とその関係国をメインターゲットに、朝鮮半島を相対化してこそ見えてくる本質に迫る。不定期連載。

平等な「世界共同運営」の新時代へ

朝鮮半島情勢の膠着長期化、米中に加えて米ロの対立構図が鮮明化するなど北東アジア地域においても危機が深まっている。朱建栄氏へのインタビュー後編では、中国の対北東アジア外交・安全保障政策について聞いた。(聞き手・金淑美)

朱建栄(しゅ・けんえい)1957年、上海生まれ。86年に来日し、学習院大学で博士号(政治学)取得。東京大学などで非常勤講師を経て、92年東洋女子短期大学助教授、96年より東洋学園大学教授。専門は、中国の政治外交史・現代史、東アジア国際関係。著書に「中国外交 苦難と超克の100年」(PHP研究所、2012)など多数。

―朝鮮半島をはじめとする北東アジア地域の安全保障情勢に対する中国の立場は。

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