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スポーツの力で同胞社会に活気を/兵庫体協で新春の集い

2024年02月22日 13:23 スポーツ

新春の集いでは講演が行われ、今年の活動方針が提起された

在日本朝鮮人兵庫県体育協会(以下、兵庫体協)新春の集いが16日、神戸市内の飲食店で行われた。新春の集いには、総聯兵庫県本部の金徹委員長、兵庫体協の趙利寛会長、体協の競技別協会の役員ら36人が参加した。

はじめに、朝鮮大学校体育学部の宋修日学部長による講演「スポーツから見る祖国、同胞社会」が行われた。

宋学部長は、昨年の杭州アジア大会で総聯選手団の団長として祖国の選手らと大会を共にした経験に基づき、朝鮮のスポーツ選手たちが血の滲む努力を重ねながらコロナ禍を乗り越え現在、国際舞台で目覚ましい活躍を遂げていることについて言及した。そして同胞社会における体育活動の重要性、スポーツ分野における同胞たちの可能性について述べながら、兵庫体協が選手育成や民族教育支援事業で役割を果たしてほしいとエールを送った。

続いて、昨年9月の総会からこんにちまで、兵庫体協が推し進めてきた活動の成果と経験が報告された。また今年、兵庫体協が推し進める4つの中心事業として▼パリ五輪アジア最終予選、W杯アジア2次予選に参加する朝鮮代表を熱烈に応援、歓迎し、▼同胞児童・生徒たちの身体能力向上に寄与する企画を実施し、▼競技別協会の機能と役割を高めて同胞社会に貢献し、▼財政的な土台を築くといった活動方針が提起された。

最後にあいさつした趙利寛会長は、昨年にバレーボール協会が主催した「バレーカーニバル」をはじめ、各協会が新たなアイデアと方法で兵庫同胞スポーツ界の発展を促したことについて述べながら「今後もさまざまなスポーツ行事や競技大会を企画し、同胞社会に活気をもたらし、後進の育成につなげよう」と語った。

【兵庫支局】

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