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南、北米から同胞が集結/金曜行動に約180人が集まる

2023年09月07日 13:54 民族教育

100年節目に、固く連帯

1日に行われた金曜行動で、約180名が共に声を上げた

1日、朝鮮学校に対する高校無償化適用を要求する「金曜行動」が文部科学省前で行われた。朝鮮学校に対する高校無償化制度の適用を求め、2013年に朝鮮大学校の学生らの呼びかけでスタートした「金曜行動」。この日文科省前には、同胞、日本市民、南の市民団体に加え、北米からも同胞有志たちが駆け付けた。約180人の参加者が集まり、朝鮮学校への差別反対、子どもたちのための教育権保障などを訴えた。

また、この日で関東大震災朝鮮人虐殺100年を迎えたことと関連し、参加者らは犠牲者を悼むと同時に、100年間変わらない日本政府の不当な姿勢を糾弾し、過去清算を一刻も早く進めるよう訴えた。

「金曜行動」ではまず、フォーラム平和・人権・環境の谷雅志副事務局長がマイクを握り、「朝鮮学校に通う子どもたちの明るい未来のために共に力を合わせていこう」とあいさつをした。

つづいて南で結成された関東虐殺100周忌追悼事業推進委員会の共同代表が発言した。共同代表は関東大震災時、朝鮮人が日本の国家的暴力により犠牲となったにも関わらず、日本政府が未だに謝罪と真相究明を行っていないことを批判し、「日本だけでなく、米・南・欧でも同じように金曜行動を行い、政府へ抗議の意を示している。共に固く手をつなぎ、最後まで諦めずに闘っていこう」と呼びかけた。

その後も、南や海外からの参加者らを中心に発言が続いた。

行動の最後に、参加者らは「ソリヨ モヨラ ノレヨ オノラ!(声よ集まれ 歌となれ!)」を合唱し、「朝鮮学校に幼保無償化、高校無償化を適用せよ!」、「朝鮮学校に通う子どもたちの学ぶ権利、時間を奪うな!」とシュプレヒコールを叫んだ。関東大震災朝鮮人虐殺から100年を迎えたこの日を契機に、今後の闘争へよりいっそう連帯し臨んでいく決意を共にした。

(朴忠信)

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