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被告に賠償命令/安田菜津紀さん差別投稿訴訟

2023年06月27日 14:55 権利

在日朝鮮人2世の父を持つフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが、SNSの差別的な書き込みにより人格権を侵害されたなどとして投稿者を相手に195万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、東京地裁で行われた。目代真理裁判長は投稿者に33万円の賠償を命じた。

訴状によると安田さんは2020年12月、自身が副代表理事を務める認定NPOメディアDialogue for Peopleのサイトに「もうひとつの『遺書』、外国人登録原票」と題した記事を掲載。同記事には、父亡き後、戸籍を通じて初めて自身が朝鮮半島にルーツを持つと知ったことなどが記された。安田さんは同日、記事をツイッターで紹介したが、その投稿に対し「在日特権とかチョン共が日本に何をしてきたとか学んだことあるか?」などという事実に基づかない差別的な書き込みがなされた。

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