〈トンポの暮らしを支える／こちら同胞法律・生活センターです! 35〉自転車利用中の交通事故

4月1日から自転車を利用するすべての人を対象としたヘルメットの着用努力義務が法律で明文化されました。3月31日までは、13歳未満の方に限ってヘルメットの着用が努力義務とされておりましたが、今回の改正法の施行によって、すべての自転車の利用者に対して努力義務が課されることになりました。今回は、自転車利用者のヘルメット着用努力義務化と関連して、自転車利用中に起こった交通事故事例について見ていきます。

Q「高3の子が、自転車乗車中に歩行者とぶつかってケガを負わせてしまいました。ケガを負われた方には誠実に対応していきたいと思いますが、これからどうなるのでしょうか」

A まず、交通事故によって相手に怪我をさせてしまった場合には、その被害者の方に生じた損害を賠償する必要があります。これと関連しては「損害賠償」「示談」「被害弁償」などというワードを聞かれたことがあるかと思います。