〈取材ノート〉都合のいい条例


「都民の理解が得られない。東京都こども基本条例にしたがって考えた時、都はこんな主張をこれ以上突き通せないはずです」。

要請での一言が印象に残っている。朝鮮学校支援団体や超党派議員からなる「都議会勉強会」実行委員会は先月、こどもを誰一人取り残さないとうたった「東京都こども基本条例」に基づき朝鮮学校への補助金復活を求め、都庁を訪ねた。

権利の主体である子どもを「誰一人取り残さない」ことに「都民の理解」はいらない。真っ当すぎる主張だった。

しかしその2日後、

***************************************

※この続きはログインすれば閲覧できるようになります。

会員の方は、右か下にある「ログイン」項目にてログインしてください。

会員登録ご希望の方は、画面右上にある「会員登録」をクリックしてください。

ログインフォームへ