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〈第22回日朝教育シンポ〉外から見た朝鮮学校の力/安元隆治弁護士が報告

2022年12月13日 11:51 交流

「これこそが、真の民主主義だと思うんです」。第22回日朝教育シンポ(3日、九州中高・北九州初級)で、報告者として登壇した安元隆治弁護士(九州無償化弁護団メンバー、朝鮮学校を支える会・北九州会長)はこう話し、自身の体験をもとに分析した朝鮮学校の持つ力と影響力について力説した。安元さんは「日本人にとって朝鮮学校はどのように映っているのか、その魅力は何なのか。生徒や教員、学校に携わるすべての人に全力で伝えたい」と願う。

真の学びがここに

2013年、九州での無償化裁判が始まったのをきっかけに朝鮮学校と関わるようになった安元さん。昨年には「朝鮮学校を支える会・北九州」の会長に就任したが、13年以前は在日朝鮮人の歴史的背景や朝鮮学校の成り立ちについてまったく知らなかった。

「でも、知ろうとすれば知れた」。安元さんはこう言いながら、学生時代、身近にあった朝鮮学校や在日朝鮮人にまつわるエピソードを紹介した。「知る機会はいくらでもあったのに、当時は無関心だった。おそらくほとんどの日本人が、そうなのではないだろうか」。

初めて朝鮮学校を訪れた時、安元さんは「良い空気」を感じたという。報告では、その理由をいくつかのポイントに分けて話した。

安元さんはまず学校教育の質について「いわゆる『進学校』では勉強に力を入れすぎるあまり、子どもたちが社会と接する大切さを見逃してしまいがち。しかし朝鮮学校は、勉強はさることながら社会の中で子どもたちを育てるという面でとても秀でていると感じた」と言及。「子ども、教員、保護者、同胞が学校のあり方に関与しており、外部との交流が盛んだ。まさに『本物の社会』の中に学校が存在しているのだと痛感した」。

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