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虐殺99年に際し、追悼文/朝鮮人強制連行被害者・遺族協会【全文】

2022年09月05日 13:16 歴史

1923年9月1日の関東大震災直後、日本の政府や警察、自警団、民衆による朝鮮人大虐殺という蛮行が行われた。それから99年、今年も関東を中心とする各地の総聯本部や支部が主管し犠牲者追悼式典が執り行われている。式典に際し、朝鮮の朝鮮人強制連行被害者・遺族協会から送られてきた追悼文を以下に紹介する。

 

関東大震災朝鮮人虐殺99周年犠牲者追悼集会実行委員会へ

異国の空の下、朝鮮人というただ一つの理由で、無残にも生を奪われた数多くの霊魂たちの怨恨に満ちた絶叫が耳元に聞こえ、我々の胸を痛める9月です。

目も閉じることができぬまま遺体すら残すこともできずに去って行った寃魂たちが、この一日だけでも安心して眠ってくれることを祈りながら、深い哀悼の意を表します。

関東大震災をきっかけに敢行された朝鮮人殺戮蛮行は、地震のため陥った深刻な社会政治的危機を免れようと、日本政府が画策したことに端を発した無差別的な朝鮮人大量虐殺犯罪でした。

日本政府は、当然、遠い過去に口惜しく息絶えた犠牲者たちの怨恨を晴らし、再発防止のための実質的な措置をとらなければなりませんでした。

しかし、日本政府は、いまだにこの殺戮蛮行に対する国家的責任を否定し、反共和国謀略宣伝として、在日朝鮮公民たちに対する、あらゆる陰害と迫害、民族的差別を正当化しながら、新しい世代の中で朝鮮民族に対する拒否感、排他主義を鼓吹しています。

清算されない犯罪は、新たな犯罪を生むものです。

我々は、関東朝鮮人虐殺事件を含む、日本が朝鮮民族に犯した様々な反人倫的犯罪行為に対し、絶対に忘れることはなく、代を継いで必ずその代賞を受け取ることでしょう。

最後に、貴重な時間を割き、今日の追悼集会に参加してくれた日本の様々な団体、人士の皆さんの積極的な努力により、おおよそ―世紀もの間、深く埋もれてきた朝鮮人犠牲者たちの怨恨が晴らされる日が必ず来ることを信じ、もう一度、祖国人民の温かい慰労の中で犠牲者たちの魂が少しでも安息を得てくれることを願います。

朝鮮人強制連行被害者、遺族協会

チュチェ111(2022)年9月1日

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