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外国ルーツを持つ講師の思い/京都「火曜アクション」の現場で

2022年08月26日 08:00 権利

“心を込めて名前を呼びたい”

京都・四条河原町の一角で、2017年から行われてきた「火曜アクション」。毎週火曜に行われるこの取り組みは、朝鮮学校への無償化を求める街頭アピールで、国や地方自治体が民族教育への差別政策を公然と行う現状に対し、抗議の声をあげようと集まった地元の同胞青年らによって始まったものだ。

7月下旬のある火曜日、この日は、京都の朝青員や留学同メンバー、京都中高の教員、朝大生などが参加し、135回目の「火曜アクション」を繰り広げていた。

道行く人々にパンフレットを渡したり、マイクを握り発言したりと熱心な参加者たち。その中に、京都中高で美術部講師を務めるホッジ・クリスティーナ紀子さん(28)もいた。

「火曜アクション」参加者のなかに、紀子さん(右)の姿もあった。

なぜ、この場所で朝鮮学校に対する差別是正を訴えているのか。なぜ、講師という立場で直接的に朝鮮学校に関わっているのか―。参加者のなかに溶け込むかのじょをみて、すごく気になっていた。

この日の「火曜アクション」が終わり、後片付けをしていた紀子さんに、「少し話せませんか」と取材依頼をした。「私なんかでよければ」とすぐに応じてくれたかのじょに、ここに来た真意を聞くと、自身が朝鮮学校につながる経緯をゆっくり、そして丁寧に話してくれた。

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