京都「火曜アクション」が再開/朝青、留学同が牽引


素晴らしい学び舎のために

「朝鮮学校への『高校無償化』『幼保無償化』適用を求める火曜アクションin京都」(以下、「火曜アクション」)が26日、四条河原町交差点付近で行われ、朝青や留学同、京都中高の教員や卒業生をはじめとする同胞、日本市民ら約30人が参加した。

26日、四条河原町交差点付近で行われた135回目の「火曜アクション」

「火曜アクション」が始まったのは2017年。その年の7月19日、広島では各地5ヵ所で行われた高校無償化裁判のうち、最もはじめに1審判決日を迎えた。広島地裁は、朝鮮学校のみを高校無償化制度から除外した国に追従する不当判決を下した。各地に影響を及ぼしかねない同判決を受け、同年8月29日から、朝青京都と留学同京都が中心となり「火曜アクション」をスタートさせた。

当時、「火曜アクション」をはじめた京都の同胞青年たちは、司法闘争に連帯の意を示し、「朝高のある京都でも抗議の声をあげよう」と立ち上がった。以来、毎週火曜日に府内の街頭などで行われ、2019年からは、幼保無償化を求める取り組みも並行し行われてきた。

一方、新型コロナ感染症の拡大により、20年12月を最後に中断されていた「火曜アクション」は、今年6月14日に再開され、同日に130回目を迎えた。

135回目となったこの日は、夏休み期間中ということもあり、帰省中の朝大生など新たな顔ぶれも並んだ。参加者たちは夕方6時から約1時間の間、朝鮮学校への無償化を求めて街頭アピールを行った。

変わらぬ状況を前に

26日、四条河原町交差点付近で行われた135回目の「火曜アクション」

「火曜アクション」に始めて参加したという朴紗郷さん(20)は、大阪朝高時代、大阪府庁前での「火曜行動」に参加した経験がある。

「いくら必死に訴えても、道行く人の反応は、高校の時と変わりなくて悲しくなった」と感想を述べながら目頭を熱くした朴さん。「ウリハッキョに通ったからこそ、いまの自分がある。そう考えたとき、自分を育ててくれた素晴らしい学び場が認められていない状況を前に、自分ができることをしたいと思った」と、今後も積極的に活動に携わる決意を示していた。

京都中高を卒業した朴真心さん(19)は、「火曜アクション」の趣旨が書かれたポケットティッシュを配りながら「マスクをしているため、人々の目からしか、感情を図り知れない。だから今日は、正直、もらってくれそうな人かを見定めながら『効率的に』配布してしまった」と話す。専門学校で学ぶ朴さんは「朝鮮学校の存在を知らない人がまだまだ多いということを、日々感じるし、差別も実態としてある。卒業生として、これからも、少しでもウリハッキョの役に立てたらと思う」と語った。

また朝鮮大学校理工学部2年の金里紗さん(19)は、高級部2年の時以来、久しぶりに参加したという。「卒業しても不当な差別状況は変わっていないから」と、参加理由を静かに語った金さんは「多くの人が参加してこそ、アクション自体の社会への影響力も大きくなるはず」だと多くの人が関与する意義について強調していた。

「私の朝鮮学校との出会いを思い出して。いまだつづく差別状況に怒りが込み上げてきた」

リーフレットを受け取った50代の日本人女性は、足を止めて、「火曜アクション」の参加者と何やら話し込んでいた。その理由を聞くと、幼い頃、自身が育った地域の近くに朝鮮学校があり、「周辺の大人たちが悪口を言う姿に変な気持ちになった」という。女性は、「当時と変わらない大人たち」に対し、憤りを示しながら「いま日本にある差別は、マジョリティである日本の大人たちが、朝鮮人に対する自分たちの意識を顧みず、それを変えようとしてこなかったから存在する。一人の大人として、常態化したこの状況を変えていきたい」と語った。

(韓賢珠)