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短編小説「魚のために道をひらこう」7/陳載煥

2022年02月20日 09:11 短編小説

2章

テソンの後ろからついていくジュンハは、少し行っては足を止め、杖を持ったまま、やれやれと腰をのばし、はるか上流や四方をきょろきょろ見まわしては、またとぼとぼ歩きだすのであった。彼は、しきりに人家を探しているようすだった。

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