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短編小説「道づれ」16/キム・ビョンフン

2021年07月07日 08:00 文化・歴史

「ふん、そんなばかげたことが!……」

私の頭の中にはがっちりした顔つきのチョンゲ里管理委員長の顔がうかんだ。チョンゲ里協同組合は、郡内でもなかなか有望な組合で、仕事もわりとうまくいっていたし、管理委員長の人となりも悪くないと聞いていたのに……多分、まだ若い娘の提案だというので、みくびったのだろう……。

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