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〈ヘイトの時代に 8〉襲撃事件10年、京都で集会

「暗闇」の先で得たもの

集会そのものが、闘いの成果を表していた。京都第1初級襲撃事件からの10年を振り返る集会「京都朝鮮第一初級学校襲撃事件から10年 民族教育に対する攻撃とたたかう―ヘイト被害回復と民族教育権をめぐる日本社会の状況から」が昨年12月22日、龍谷大学で行われた。「朝鮮学校と民族教育の発展を目指す会・京滋」(こっぽんおり)が主催した同集会には「こっぽんおり」のメンバーを含め、事件をきっかけに学校支援に携わることになった人たちが多く参加。4時間半の間、ともに笑い、涙を流しながら、民族教育の明日へ思いを寄せた。

集会には多くの参加者が訪れ運動の輪、支援の輪の広がりを語っていた

祖国の解放後、過酷な差別を受けてきた在日朝鮮人たち。しかし1970年代に入り、日立製作所就職差別裁判の勝訴やJR定期券割引率差別の是正運動などの闘争を経て、着実に権利を獲得してきた。「少しでも良い社会を子どもたちに受け渡せるのではないか」。そんな思いを襲撃者たちは粉々に打ち砕いた。「この社会の地金を見てしまった」と中村一成さんは当時の衝撃を振り返る。

集会では京都第1初級と、徳島県教祖への襲撃事件のようすを編集した映像が2本流された。参加者たちの中には、映像を見ながら涙をぬぐう人たちがいた。集会で登壇した事件当時同校のオモニ会会長だった朴貞任さんは映像を見て「何度見ても追体験してしまう」と吐露し、「ヘイトスピーチを受けた当事者たちは、ずっと暗闇の中で苦しんでいるような10年だった」と話す。

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