〈群馬追悼碑裁判〉控訴審第3回口頭弁論/対応迫られる県、裁判所が和解促す


裁判後の報告集会

県立公園・群馬の森(群馬県高崎市)にある朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑の設置許可について、県が更新しなかったのは違法だとして、碑を設置した「記憶・反省そして友好」の追悼碑を守る会(以下、守る会)が処分の取り消しなどを求めた訴訟の控訴審第3回口頭弁論が2月27日、東京高裁で行われた。群馬地域から同胞や守る会の関係者らが駆けつけ、傍聴希望者は125人に及んだ。

一般的にありえない

開廷後、期日までに提出された双方の準備書面について裁判所から確認があり、意見陳述に先立ち被控訴人(守る会)代理人の角田義一弁護団長が発言した。

角田弁護団長は、期日前日に提出された県の準備書面中、控訴審第2回口頭弁論での自身の意見陳述について「政治的思想の実現のために追悼碑の設置管理行為を行ってきたことを疑わせるに十分である」などと言及していたことを厳しく批判。当時の意見陳述では、昨年10月に朝鮮を訪問した角田弁護団長が、日本の植民地下で強制連行された方の遺族と行った面談や、南の最高裁で徴用工に対する判決があったことを踏まえて「碑を撤去する事態になれば国際問題に発展する恐れがある」と発言していた。

角田義一弁護団長

角田弁護団長は「代理人である弁護士の意見陳述を用いて書面で主張を繰り広げること自体が一般的にありえない」としながら、県側に発言の撤回を求めた。それに対し、控訴人(県)代理人が「(主張を)維持します」と発言すると、傍聴席からは失笑が漏れた。

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