「あきらめない」/金曜行動、今年も
2019年01月24日 13:44 主要ニュース大阪、米国からも参加者
朝鮮大学校学生らによる朝鮮学校への高校無償化制度の適用を求める「金曜行動」が18日、文科省前で行われた。朝大生のほか同胞、日本の市民、米国の学生ら約80人が参加し、無償化適用を求めるシュプレヒコールをあげた。
無償化問題をめぐっては、昨年、大阪高裁(9月27日)、東京高裁(10月30日)でそれぞれ原告側が敗訴する不当な判決が下されている。「金曜行動」参加者らは、愛知の控訴審第2回口頭弁論(1月28日)、広島の控訴審第4回口頭弁論(2月12日)、九州での地裁判決(3月14日)を見据えながら、文科省に対し不当な差別の即時中止を訴えていた。
政治経済学部1年の李洸勝さん(九州中高卒)は「昨年の出来事を見ても、東アジアではこれから平和の時代が来ると思う。その中で、これから自分たちの役割はより大きくなる。朝鮮の海外公民として、そして朝高の卒業生らしく、しっかりと役割を果たし、声を上げていきたい」とし、「九州でももうすぐ判決が出るが、どんな判決が出ても闘争を続けるつもりだ。勝利の日まであきらめない」と決意を述べた。
また、この日の示威行動には、東京を訪れていた「大阪府オモニ連絡会」と「朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪」の6人、そして朝大との交流のため、日本を訪れていた米国のデポー大学の学生、教授など、16人も参加した。