鄭香蓮さん(本人提供)
「何より、ホッとした気持ちだった」。朝鮮で最も権威の高い芸術コンクールである「2.16芸術賞」の個人競演(舞踊)で、自身が2位を受賞したという知らせを受けたときのことを、鄭香蓮さんはそう振り返る。歌舞団団員としては15年ぶりにコンクールに参加し、結果が求められていること、支えてくれた周囲の人たちのこと、指導してくれた先生のこと。何重ものプレッシャーからの解放に胸を撫でおろしながら、2位という結果は、どこか他人事のようにも感じられたという。
舞踊を始めたのは、物心がつく前だった。
***************************************
※この続きはログインすれば閲覧できるようになります。
会員の方は、右か下にある「ログイン」項目にてログインしてください。
会員登録ご希望の方は、画面右上にある「会員登録」をクリックしてください。