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安倍首相の発言は国際的常識から逸脱/孫崎享

2018年01月29日 13:50 主要ニュース 文化・歴史

日韓合意、南・新政権が方針変更するのは正当

日本軍性奴隷制をめぐる南・日合意(15年12月28日)で、韓国政府が新しい方針を出したことに、安倍晋三首相は1月12日午前、記者団に対し、「日韓合意で、韓国政府が新たな措置を日本政府に要求する方針を発表した状況について『合意』は国と国との約束で、これを守ることは国際的かつ普遍的な原則だ。韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは、全く受け入れることはできない」との強硬姿勢を示した。これに対して、「戦後史の正体1945-2012」(創元社)の著者で、外務省・国際情報局長、駐イラン大使などを歴任した元外交官の評論家・孫崎享氏が本紙に寄稿し、「安倍首相の発言は国際的常識から逸脱するもので、そもそも韓国国民の重大関心事である慰安婦問題を一政権が『最終的、不可逆的解決』を出来ると思うのが間違い」だと厳しく批判した。寄稿内容は次のとおり。

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