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U16東京、U14大阪が優勝/第31回在日朝鮮学生サッカー選手権

2017年01月13日 14:21 スポーツ

光明星節慶祝第31回在日朝鮮学生サッカー選手権大会が9~11日にかけて大阪府の堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンターで行われた。在日本朝鮮人サッカー協会の崔英秀副会長(兵庫県蹴球協会会長)、姜泰龍副会長、金光浩副会長、李康弘理事長をはじめとした役員たち、総聯兵庫県本部の張錫基副委員長、大阪体協の康浩奉会長、兵庫体協の黄泰益会長などが会場に足を運んだ。

各地朝高の学区別の選抜チームが参加した大会では、U16部門(16歳以下)に7チーム、U14部門(14歳以下)に5チームが出場し、総当りのリーグ戦形式で試合を行った。

U16部門で優勝した東京朝高学区A(写真提供=サッカー協会)

U16部門で優勝した東京朝高学区A(写真提供=サッカー協会)

U16では、東京朝高学区Aが攻守に安定した戦いぶりを見せた。

チームはサッカー協会のサポートのもとで練習に取り組んだ守備の戦術を、意図したとおりにピッチで具現。6試合で14得点を奪う一方、2失点と堅守を発揮し、5勝1分の戦績で優勝した。

監督を務めた東京第1初中の朴泰永教員は、「選手たちが周囲の指示ばかりを仰ぐのではなく、自ら思考してプレーできるように指導にあたっていきたい」と語った。

U14部門で優勝した大阪朝高学区(写真提供=サッカー協会)

U14部門で優勝した大阪朝高学区(写真提供=サッカー協会)

U14では、2日間のリーグ戦で13得点1失点で全勝を収めた1位の大阪朝高学区と、2位に食い込んだ神戸朝高学区の間で、3日目に決勝戦が行われた。白熱した試合の結果、大阪朝高学区が1-0で競り勝ち、U14部門が創設された2008年度以降、初めてとなる優勝を飾った。

東大阪中級と北大阪初中で構成されたチームは、合同で練習する期間が短かったが、両校の選手たちが個々の長所をうまく出し合い、勝利を手繰り寄せた。

監督を務めた東大阪中級の朴誠衍教員は、選手たちの戦術理解力、状況ごとの判断能力、プレッシャーに置かれている中での技術を向上させ、中級部のレベルを底上げしていきたいと語った。

サッカー協会では朝鮮学校サッカー部の強化に大きな力を注いでいる。

初日目の夜に行われた各地の指導教員たちによる講習会では、学区別の選抜活動に関する報告がなされ、同胞サッカー界の強化ビジョンなどについて意見が交わされた。また2日目に行われたゴールキーパーの実技講習では、サッカー協会・技術部GK担当の金鐘達さんがU16のGKに対する指導を行った。

【大会成績】

U16部門  ①東京朝高学区A②神戸朝高学区③愛知朝高学区

U14部門  ①大阪朝高学区②神戸朝高学区③東京朝高学区

(李永徳)

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