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〈人・サラム・human〉四国初中保護者 徐慶禧さん

寝たきりの息子を朝鮮学校に

2008年8月、長男の李清晄さんを授かる。しかし3日後の検査ですぐに問題が発覚。低酸素脳症、後にウエスト症候群も発症し、現在も意識はあるが、自らの意識で食事や会話ができず、寝たきりの状態だ。障害が見つかった時は「谷底に突き落とされたよう」だったが、その原因を説明しようとする医者に「とにかく何をすればいいのか教えてください」とすぐに前を向いた。

徐慶禧さん(右)と長男の李清晄さん

1歳頃からは訪問看護を行い、障害児通園もさせた。小学校入学を控え、四国初中の関係者に相談すると「小さい学校だからできることがある」と同校への入学を勧められた。

「初めは学校に籍を置くだけでいいと思っていた」が、李清晄さんの様子を見て、学校側から「もっと色んなことができる」と提案されるように。今では運動会や課外活動にも参加。月に2,3回学校に通いながら、他の生徒たちと一緒に過ごしている。

「学校に通うようになって、嫌だと泣いたり幸せだと笑い、感情を表に出すようになった」と徐さん。「可能性を広げてくれた先生たちには感謝の気持ちしかない」と話す。四国初中の生徒たちも清晄さんと接しながら、助け合いの心を育てているという。

現在でも突然熱が出たり、いつ命に関わる事故が起きるか分からない不安が付きまとう。そんな息子に対し、母として思うことは「1日でも長く生きてほしい」。神戸朝高、朝鮮大学校教育学部卒。37歳。

(孝)