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各地で学校創立記念行事/伝統を引き継ぎ輝かせていこう

大阪福島初級創立70周年記念式典、和歌山初中創立60周年記念祝典が3日、愛知中高創立70周年記念祝典が11日にそれぞれ盛大に行われた。記念行事を通して、学校の伝統を引き継ぎ輝かせていくことが呼びかけられた。

未来に向けて踏み出す/愛知中高

在校生による記念公演

愛知中高創立70周年記念祝典が11日、同校で行われ、同胞、日本人士ら約2,500人が参加した。

はじめに、体育館で記念式典が行われた。

同校の趙京煥校長は、在日朝鮮人を取り巻く複雑な情勢下で、子どもたちの民族の心を育み、在日朝鮮人運動と同胞社会の発展に寄与してきたのが同校の成し遂げた最も貴重な成果だと報告。そして生徒たちがより現代的で安全な校舎で学べるよう、新校舎の建設について言及。建設に向けて、多くの同胞らがともに取り組んでいこうと訴えた。「70年の歴史をつなぎ、同胞社会の未来を担う民族教育の重要性を肝に銘じ、同校の伝統を引き続き輝かせていきたい」(趙校長)。

式典ではまた、歴代校長らへ記念品が渡された。

続いて行われた記念公演「70年の血脈をつなぎ」は、創立70周年に際して新たに作られた歌、同校の伝統文化として親しまれている寄宿舎生たちによるサムルノリと農楽、舞踊など多様な演目で、参加者たちの好評を得た。
公演に続き運動場で大野遊会が行われた。 参加者らは互いに杯を傾けながら談笑を交わし、歌い、踊り同校が歩んだ70年の歴史を祝福した。

同校卒業生の朴允嬉さん(朝大2年)は行事に参加して、在校時のさまざまな思い出を振り返ったとしながら「未来に向けて歩き出した母校とともに、自身も成長を遂げられるよう、大学で一生懸命に学ぶ決心を改にすることができた」と話した。

(李鳳仁)

地域同胞社会の力を集結/大阪福島

300人が参加し同校の創立70周年を祝した。

大阪福島初級創立70周年記念式典が3日、大阪市内で行われた。300人が参加し同校の創立70周年を祝した。

西・西淀川地域同胞たちの手で1948年7月1日に創立した同校は、祖国と同じ年輪を刻みながら各界で活躍する多くの卒業生を育て、同胞社会の発展に寄与してきた。昨年11月に結成された実行委(髙聖培委員長)では、創立70周年を機に地域同胞社会の力を集結し教室の照明をLEDに変えたほか、運動場を人工芝に張り替えるなど教育環境の向上に取り組んできた。

記念式典ではこのような同校の歩みと、実行委の事業報告が誇らしげに語られた。参加者たちは大きな拍手でこれに応えた。

児童たちによる公演も披露され式典の華を添えた。イチゴに扮した園児たちのバースデーソングから始まり生徒たちの舞踊、重唱、合唱と続いた。

卒業生たちも母校で培った芸術の力をいかんなく発揮し舞台を盛り上げた。民族楽器の演奏や歌、司会も卒業生が受け持った。スポーツの分野に限らず芸術の分野でも活躍する卒業生たちを多く輩出してきたのが同校の誇りだ。式典のすべては学校、卒業生、地域同胞たちの力で彩られた。

年間を通して多種多様な記念行事を催してきたが大阪福島初級の創立70周年記念行事はこれで終わりではない。来年2月には芸術発表会とチャリティーコンサートが予定されている。

実行委では地域に潜在する力を集め学校を盛り立てていきたいとしている。

(鄭尚丘)

逆境をバネに新たなスタート/和歌山初中

統一列車を作って会場を練り歩く参加者たち

和歌山初中創立60周年記念祝典が3日、約350人の参加のもとで行われた。

和歌山初中が還暦を迎える意義深い今年、同校はいまだかつてない試練に見舞われた。日本政府の民族教育弾圧政策によって財政的困難を抱えていた中、7月の西日本豪雨によって校舎と寄宿舎が甚大な被害をこうむったのだ。

予期せぬ災難に、学校関係者たちは目の前が真っ暗に。しかし、ほどなくして希望の光が差し込んだ。和歌山はもとより各地の同胞、日本市民、海を越えて南朝鮮などから届いた物心両面での支援。「温かい愛情」に鼓舞された学校創立60周年記念事業実行委員会のメンバーたちは決意を新たにし、一丸となって記念事業を推進してきた。多くの支援金によって9月には校舎屋上の防水工事が完了した。

祝典当日、式典の舞台で記念報告を行った朴志晙校長は西日本豪雨の被害復旧のために寄せられた多くのサポートに謝意を表し、先代の意志を受けつぎ次世代が力を合わせて学校を守っていきたいと語った。

記念事業報告を行った李元志実行委員長は、記念事業の一環である広告募集活動と一口千円運動を今年度末まで力強く展開していこうと呼びかけた。

式典では、学校を支援してきた個人及び団体に感謝状が伝達された。

つづく記念公演では全校生、保護者たちが多彩な演目を披露。参加者たちは祝賀宴で、卒業生や元教職員の紹介、大阪朝鮮歌舞団の公演、抽選会などを楽しみながら、和歌山初中の還暦を祝った。

(李永徳)