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遺骨は生きている――李一満さんの遺訓を胸に/西澤清

2018年01月29日 13:36 主要ニュース 文化・歴史

筆者と故李一満氏(中央右)。戦後70-東京国際シンポジウムのレセプションにて(2015年8月22日)

2018年1月19日、東京朝鮮人強制連行真相調査団事務局長李一満さんがご逝去され、26日に葬儀が行われました。李一満さんの運動の理念は、遺骨という形で現地に残されている人々の想いを、遺骨を遺族に奉還する運動の中で明らかにし、それを通じて歴史的事実を明確にしようとするものでした。今は、その延長線上で文化財返還も運動に加えました。

2002年に東京真相調査団は再建されました。04年に李一満さんが事務局長に就任し、祐天寺にある浮島丸被害者の遺骨のご遺族を探し「共和国」から2名の方をお迎えして12月東京で初めて「国際シンポ」、祐天寺で追悼会を行いました。しかし、日本政府はご遺族の入国を認めませんでした。以来、ご遺族と共に追悼会を行うことが大きな課題になりました。

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