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金正恩委員長、朝鮮国務委員会委員長声明を発表/米国大統領の国連総会演説に関連して

2017年09月22日 10:27 主要ニュース 共和国

朝鮮中央通信によると、21日、金正恩委員長が党中央委員会庁舎で、朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長の声明を発表した。声明は、米国大統領の国連総会での演説に関連したもの。声明の全文は次の通り。

最近、朝鮮半島の情勢がかつてなく激化し、刻一刻、一触即発の危機状態に陥っている深刻な状況下で、国連の舞台に初めて出た米国執権者の演説の内容は世界的な関心事であると言わざるを得ない。

ある程度推測したものの、私は、それでも世界最大の公式外交舞台であるだけに、米大統領なる者が以前のように自身の執務室で即興的な発言をしていたのとは多少区別される、型にはまった準備された発言を行うものと予想した。

しかし、米国執権者は情勢の緩和に役立つ、説得力のある発言はおろか、わが国家の「完全破壊」という歴代のどの米大統領も口にしなかった前代未聞の横暴非道な発言を行った。

怖じ気づいた犬がもっと吠え立てるものである。

トランプに勧告するが、世界に向かって発言する際には該当する語彙を慎重に選び、相手によって使い分けるべきである。

われわれの政権を交替させたり、体制を転覆させるという威嚇の枠を超え、一つの主権国家を完全に壊滅させるという反人倫的な意志を国連の舞台で公言する米大統領の狂態は、正常な人の分別と沈着さをも失わせるものである。

今日、私は、米大統領選挙当時、トランプを「政治の門外漢」「政治の異端児」と嘲弄していた言葉を再び想起する。

大統領になって世界の全ての国を威嚇し、世界をかつてなく騒がせているトランプは、一国の武力を掌握した最高統帥権者としては不適格であり、彼は確かに政治家ではなく、火遊びを好むならず者、ごろつきに違いない。

公然たる意思表明によって米国の選択肢について説明した米国執権者の発言は、私を驚かせたり、制止するのではなく、私が選択した道が正しく、最後まで進むべき道であることを実証した。

トランプが世界の面前で私と国家の存在自体を否定し、侮辱し、わが共和国をなくすという歴代最も暴悪な宣戦布告をした以上、われわれもそれに相応する史上最高の超強硬対応措置の断行を慎重に考慮するであろう。

言葉の意味も分からず、自分の言いたいことだけを言う老いぼれには行動によって示すのが最善である。

私は朝鮮民主主義人民共和国を代表する者として、わが国家と人民の尊厳と名誉、そして私自身の全てをかけて、わが共和国の絶滅について吐いた米国統帥権者の妄言の代価を必ず払わせるであろう。

これはトランプが好む修辞学的表現ではない。

私は、トランプがわれわれのどの程度の反発を予想してそのような奇怪なことを口にしたのかを深く考えている。

トランプが何を考えたのであれ、それ以上の結果を見ることになるであろう。

米国の老いぼれ狂人を必ずや、火で治めるであろう。

(朝鮮新報)

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