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18歳にフォーカス

春夏秋冬本社主催の「コッソンイ」作文コンクールが40回目を迎える。

▼先月開かれた、朝大オープンキャンパスで、文学歴史学部・児童文学研修ゼミ生たちが、歴代コッソンイ作品集に収録された「18歳の1等作品」にフォーカスを当てた。手記、随筆、詩など高3の1等作品は全27編。

▼ゼミ生の許貴美さんは「70年代の作品には、経済苦の中、朝大へ進学したいとの思いを家族に打ち明けられない生徒の苦悩が描かれていた。時代は違っても、生徒たちが今と同じ悩みを抱えていたことを知り、過去の朝高生が身近に感じられた」と話した。

▼80年代の1等作品には彼女たちのクラスメイトの保護者の詩が含まれていた。安佳蘭さんは「総聯の活動が、自分たちの親よりもっと前の代から受け継がれてきたこと、そこに込められた熱い思いに気づかされた」という。

▼朝高生たちがアクティブに青春を謳歌する姿が生き生きと描かれた90年代。「2840㌔㍍もの長距離を、鹿児島から北海道まで、在日同胞の歴史を見つめながら自転車で走りぬけた作文に驚かされた」と金香里さんは話した。

▼自分と祖国の関係を真摯に見つめた作品が目立ったのは2000年代。教員志望の安春華さんは「教職についたら生徒たちの心と向き合い、彼らの言葉を引き出したい。『18歳』に焦点を当てたこの取り組みは、これまでにないコッソンイの見方を印象づけてくれた」と感想を述べた。40回目の「コッソンイ」にどんな作品が寄せられるか期待が膨らむ。(潤)