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〈朝鮮大学校創立60周年記念国際シンポジウム〉朝鮮大学校教育学部 金勇大准教授

2016年11月16日 15:36 民族教育

継承と創造の誇り高き歴史を紡いで

壇上で発言する金勇大准教授(右から二人目)

壇上で発言する金勇大准教授(右から二人目)

日本政府は敗戦後一貫して私たち在日朝鮮人を治安対象として「問題視」し同化と排除を迫ってきた。しかも、日本政府の右傾化は激しさを増し、弾圧は露骨に、過激に行われている。

その端的な表れとして朝鮮学校に対する「高校無償化制度」からの排除、地方自治体による補助金の停止などをあげることができる。とりわけ、民族の抹殺、その抹殺による新しい日本の国家へ回収しようとする政府の弾圧は新たな手法をもつ回帰的なものとして私たちの前に立ちはだかっている。

このような政治的弾圧が次々と行われている。補助金の停止、高校無償化制度からの排除に次ぐ兵糧攻め…。また既に「承認」された限定的な法的地位を「国益」に反するとして剥奪する「端緒」と位置づけ、民族教育全体を否定、弾圧する意思表示に他ならない。

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