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祖国の大地に「愛国牛」の群れ/岩手の在日同胞が贈った短角牛

2016年07月26日 18:19 主要ニュース 共和国

洗浦地区畜産基地内に専門牧場

朝鮮では近年、江原道の洗浦郡、平康郡、利川郡にまたがる広大な土地を開墾し、大規模な畜産拠点(洗浦地区畜産基地)を建設する事業が国家的に推し進められてきた。域内には「愛国牛牧場」という名の生産拠点もあり、牧畜がすでに行われている。

草原でのびのびと育つ愛国牛

草原でのびのびと育つ愛国牛

今後は800頭に

江原道・元山市中心部から車で約2時間、洗浦地区畜産基地の中の洗浦郡部分に位置する場所に、「愛国牛牧場」がある。牧草地面積は800ヘクタール、そのうち人口草地が約520ヘクタールで自然草地が約280ヘクタールだ。

「愛国牛」(애국소、朝鮮語でエーグッソ)とは、かつて在日同胞が祖国を支援する目的で日本から贈った牛で、品種は日本の東北北部原産の日本短角種にあたる。

商工人たちを中心とした総聯岩手県本部傘下の同胞たちはこれまで、金日成主席生誕70周年(1982年)と80周年(1992年)の2度にわたって、合計182頭の牛を祖国に贈った。金日成主席はこれを、在日同胞の真心こもった牛ということで、「愛国牛」と名づけたという。岩手の同胞たちは当時、トラクターなどの農業機械をはじめ、さまざまな支援物資も一緒に贈った。

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