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【寄稿】警察が密かに「朝鮮」を「北朝鮮」へ書き換え指示/金東鶴

2014年06月12日 14:46 主要ニュース 権利

免許証の国籍表示で

昨年の秋以降、広島、千葉、東京と相次いで、免許証に内臓されたICチップの登録情報を本人に開示するにおいて、「国籍等」の欄を勝手に「北朝鮮」としたものを出すという事件が発覚した。

広島県警は昨年秋の時点で抗議をした同胞に対し、その主張を認め「朝鮮」に訂正している。また今年に入って警視庁(東京)も、そしてつい最近のことだが、千葉もようやく「朝鮮」とするとした。いずれも同胞の抗議を受けてのことだ。

その過程でこの問題は、警察庁が外務省の使用している国名に合わせて表示するように指示する通達を、昨年8月、各県警に送ったために起こったということが明らかになった。

警察庁も東京新聞の取材に対し、そのことを認め、従来通りの「朝鮮」が妥当と認めた。しかし、修正の通達を各県警に出すかどうかは明らかにしていないという。(東京新聞6月2日付朝刊参照)

一昨年の7月9日、いわゆる「新たな在留管理制度」がスタートし、在日朝鮮人をはじめとする外国籍者も住民基本台帳に載ることになり、また外国人登録証明書が特別永住者証明書等に変わるなど様々な変化があった。昨年、警察庁が通達を出したのもこれと関連している。

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