「むき出しの差別感情と自民族中心主義」/作家・辺見庸さんに聞く
2014年04月11日 09:00 文化・歴史いまは、「戦前か戦中」
作家の辺見庸さんが脳出血で倒れたのは2004年3月14日だった。それから10年後の同日の午後、辺見さんから電話をもらった。朝鮮新報のインタビューを受けるとーー。辺見さんは壮絶な闘病を経て復帰したが、日本の風景は一変した。「いまは、正直、夢をみているような気分です。戦前か戦中ではないでしょうか。憲法も風前の灯になりました。事実上、解釈憲法で何でもできるという状態です」。