「村山富市語る in 函館」開催/戦争是認、右傾化へ進む安倍内閣を批判
2013年11月21日 09:51 文化・歴史村山富市元首相(第81代内閣総理大臣)による特別講演「村山富市語る in 函館」(主催=同実行委員会)が20日、北海道函館市内の市民会館で行われた。会場には約200人が訪れた。
講演会ではまず、日朝連帯函館市民の会の今野進会長があいさつした。
今野会長は開口一番、憲法改正、集団的自衛権の行使を巡る問題など、極めて危険な方向へと向かう安倍政権に警鐘を鳴らした。戦前の治安維持法を思い起こさせる時代の危うさとともに、日本の歴史、人種差別問題などを危惧しながら、「村山元総理の話を聞くことで、平和と憲法についてより真剣に考える機会になることを願う」と話した。
続いて、村山富市氏が登壇した。
村山氏は、出身地である大分の高等小学校を卒業後上京し、明治大学に入学。在学中に学生動員で石川造船所に配属され、宮崎県都城市の陸軍歩兵第23部隊に二等兵として入隊、日本の敗戦を陸軍軍曹の階級で迎えた後、自身が70歳を迎えた1994年に総理大臣に就任するまでの経歴について解説した。