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「世界は朝鮮の核との共存を」/ロシア国営ラジオ局が強調

2013年02月25日 15:34 朝鮮半島

ロシア国営ラジオ局「ロシアの声」(The Voice of Russia)が21日、ウェブサイトで「世界は朝鮮の核との共存を習得すべき」と題した論評を配信した。

論評は朝鮮の第3回核実験に対し、外交官らは厳しい論調を展開し、朝鮮に新たな制裁をしくとして威嚇しているが、実際にはこうした手段はほとんど儀礼上の外交的パフォーマンスとなっており、何の影響も及ぼすことがない、と指摘した。

また、朝鮮が外圧に負け、支援を期待するなどして核プログラムを断念するだろうという期待を持つのは甘い考えだと指摘した。

一方、朝鮮の指導部はイラクやリビアがたどったような運命を自国のそれと比較し、核兵器があれば保障になると考えている、これが朝鮮が核ミサイルを得ようとする理由の一つだとした。

論評は、朝鮮はいかなる状況になっても核兵器を退けることはないと断言してきたが、こうした中でも自国の核・ミサイルのポテンシャル(潜在能力)を制限する交渉には臨む姿勢をみせていると説明した。

さらに、この交渉による合意は高くつくに違いないが、互恵的な妥協点が見いだされることも例外ではないとし、「われわれがそれをいいと思うか否かにかかわらず、世界は朝鮮の核と共存を図る方法を会得せねばならない時を迎えた」と強調した。

地域の軍拡に懸念

ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は22日、モスクワで中国の楊潔篪外相と会談した後の記者会見で、朝鮮による核実験実施を、地域における軍拡競争もしくは軍事介入のための言い訳としてはならないというロシアの立場を明らかにした。

(朝鮮新報)

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