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大統領選で初の在外投票

2012年12月25日 11:10 春・夏・秋・冬

南朝鮮大統領選で在外投票が実施された。日本でも10カ所に投票所が設置された。在日有権者のわずか5%の投票に留まったが、在日同胞らも初めて投票した。東京の「駐日韓国大使館」は、在外公館の中で投票者数が一番多かった

春夏秋冬▼ある「投票参観人」は、京鄕新聞の取材にこう述べた。「民団が用意したバスで投票所を訪れた高齢者が、『1番に押せばいいと聞いたのだが』と周囲に尋ねていた」。1番は朴槿恵候補のこと。事実なら違法行為だ。投票は自書式ではなく、投票用紙に記載された候補者名(朝鮮語のみ)の横にスタンプを押して投票する。朝鮮語がわからない母親に同行した娘が代理投票し、それを選挙管理委が黙認しようとした一幕もあったという

▼アジアの二つの選挙が注目された。南朝鮮と日本に誕生する保守政権が東アジア情勢にどのような影響を与えるのか、各メディアが予想を立てた。国民の意思と離れて首相が決まる仕組みの日本とは違い、南朝鮮の大統領選は直接選挙。当選した朴候補が過半数を獲得した事実は重いが、対立候補も半数近い票を得た。それがどうのように政治に反映されるのか

▼朴次期大統領はかつて平壌を訪問し、金正日総書記とも面会。民族和解協議会が設けた宴席では、南北が力を合わせて7.4共同声明と6.15共同宣言を履行し、朝鮮半島の平和と民族の共同発展に貢献しようと述べた。過去の発言に対する責任ある行動を求める。(天)

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