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「もう一つの強制連行 謎の農耕勤務隊」雨宮剛・青山学院大学名誉教授が証言集を自費出版

真実を隠す、真実を恐れる、平気でうそをつく

日本敗戦の年の1945年の5月中旬のある朝だった。故郷の愛知県猿投村(現豊田市)の自宅近くで見かけた、日本陸軍の兵士と覚しき不思議な一隊に出会った。軍服を着ているが、襟章に星が一つもない。「赤ベタ」―つまり「階級がない」。そして、銃ではなく鍬(くわ)を担いでいた。14、5歳から20歳くらいの彼らは、毎日荒地を開墾し、さつまいもを植えていた。

当時10歳だった青山学院大大名誉教授の雨宮剛さん(77、東京都町田市在住)に与えた衝撃。それ以来ずっと脳裏に焼きついて離れなかったこの謎の兵隊が、太平洋戦争末期に朝鮮半島から連行され、過酷な農作業に従事させられた「陸軍農耕勤務隊」(以下「農耕隊」と略す)だと知ったのはずっと後のこと。約10年前には前立腺ガンを患い、5年前に脳梗塞で倒れたが、幸い後遺症もなく無事に回復。医師から「やり残した仕事があるから、神様があなたを生かしたのですよ」と声をかけられた。その時、思い浮かべたのが子どもの頃に見たあの光景だった。

退院後、即、行動に移し、幻の「農耕隊」の実態を追い、全国で調査を続け、このほど「もう一つの強制連行 謎の農耕勤務隊-足元からの検証」を自費出版した。5年の研究成果と約50人の証言がまとめられている。日本の戦争加害のもう一つの暗部に光を当てた貴重な労作だ。(A5版、554ページ)

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