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〈それぞれの四季〉求められるもの/孫正恵

4月は出会いや始まりの季節。私が理学療法士として今の職場に勤めて5年目になる。 私の職場は地域柄か同胞の利用者さんが多い。「アニャシミカー」と声をかければ、「あなたのコヒャン(故郷)は何処?」「プモニ…

〈それぞれの四季〉小さな工夫/李麗賢

ウリハッキョ教員を務めてはや1年がたとうとしている。わが校の全校生徒は初中級、あわせてわずか6人だ。中、高級部時代を大阪のウリハッキョで過ごした私としてはこの人数は新鮮に感じる。

〈それぞれの四季〉学校保健に携わってみて/孫正恵

私がKS・医協に関わって9年が経つ。 留学同の先輩に誘われて、熱海でのセミナーに参加したのが最初だった。そこで、ウリハッキョでの学校保健について初めて学んだ。正直、はじめは学校保健の重要性がわからず「…

〈それぞれの四季〉ある聾唖者との出会い/安正順

私が障がい者に対して目を向け始めたのは、恥ずかしながら最近である。 世界卓球選手権大会女子団体で優勝した朝鮮のリ・ブニ選手の息子が脳性麻痺であること、現在朝鮮障害者体育協会書記長として活動しているとの…

〈それぞれの四季〉9.9節を迎えて/韓梨恵

9月9日、私は朝鮮で買ったチョゴリを身にまといながら、緊張していた。建国の日を、朝鮮で迎える。果たして私の中に、どのような感情が醸成されるのであろうか。不安が押し寄せていた。 日本による「北朝鮮」バッ…

〈それぞれの四季〉私とウリマル/韓梨恵

8月末から17日間、留学同の祖国訪問代表団の一員として、初めて朝鮮を訪問した。 朝鮮民族一人ひとりが抱えさせられている不条理な歴史を大切にしてくれる国、すべての怒りと痛みの受け皿になり、革命の道を示し…

〈それぞれの四季〉ある人との対話/韓梨恵

民族意識には、二つの種類があると思う。一つが即自的なもので、規範や思想に意識的・無意識的に内在しているもの。もう一つが対自的なもので、私・私たちを攻撃する側からの明確な他者化ゆえに、誇示せざるをえない…

〈それぞれの四季〉私の出逢い/韓梨恵

もうすぐ、留学同と出会って1年がたつ。最近は、私の方から積極的に、後輩にあいさつをする機会が多くなった。しかし、あいさつするに当たってどこか緊張し、躊躇してしまう自分がいる。 このためらいには、いくつ…