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〈それぞれの四季〉自分の地(자기 땅)/李イスル

「죽는 날까지 하늘을 우러러 한점 부끄럼이 없기를」(死ぬ日まで空を仰ぎ一点の恥辱なきことを)・・・あまりにも有名な「서시」(序詩)の冒頭の一節である。 個人的に、尹東柱の詩は冬の雰囲気であると思…

〈それぞれの四季〉名に込めた思い/李イスル

春といえば入学式の季節だ。チェッカバン(ランドセル)をしょいオモニの手にひかれ入学式にむかう途中、雨で少し散ってしまった桜の下で写真を撮ったことをおぼろげながら覚えている。 親は得てして(ことに入学式…

〈それぞれの四季〉還暦を迎える母校への恩返し/任孝心

私の母校。1万7千余人の卒業生を輩出した日本にたった一つの大学。祖国の栄誉を誇るような、その名も、朝鮮大学校。小・中・高と朝鮮学校に通った私だが、朝大には感慨深いものがたくさんある。卒業生の一人として…

〈それぞれの四季〉「トンポチャンスマダン(同胞・長寿・場)」/任孝心

ここ数年、高齢化が進む中、周りを見渡せばデイサービスや老人ホームなど高齢者向けの事業団体や施設が目立つ。私が働いている支部では毎日、健康維持や認知症予防のために介護予防活動の一環として市の協力の下、街…

〈それぞれの四季〉ヒョシム選手との約束/任孝心

ちょうど1ヵ月前、今年開催されるリオ五輪に向けた女子サッカーアジア最終予選が大阪で行われた。ウリナラの女子サッカーは強いと評判。なので、私も内心、期待を寄せていた。 2月10日。日本による独自制裁の発…

〈それぞれの四季〉彼に出会って/任孝心

支部の専任として働くようになってから出会いの幅が広くなった。 専従活動1年目、学校での対外公開授業の日、学生服を着た一人の見知らぬ男の子を見つけた。朝青トンムかな? と興味を示した私はさっそく声を掛け…

〈それぞれの四季〉「少女」の隣で/崔慧淑

毎年、手帳にはこだわる派である。昔の手帳を気が向いた時に開いて「何年前の今日の自分は何をしていたか」を思い出すのが楽しかったりする。 昨年の手帳を開いてみると、ちょうど1年前、ある展示会を訪れていた。…

〈それぞれの四季〉サランエ ヒム(愛の力)/任孝心

年末年始の話題といえばソルマジ公演。過去最大規模となった170人の在日朝鮮学生少年芸術団は立派な迎春公演を披露し、年始から祖国人民や同胞たちに感動を与えてくれた。 170人と聞くと、なぜだか私は、懐か…