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〈それぞれの四季〉先入観/黄純実

渡仏前に抱いていたフランス人に対する先入観と今の印象は全く異なる。 例えば、フランス人は時間にルーズ、みたいな勝手な考えを持っていたが、皆、普通に時間は守る。むしろ、フランスだからいいか。という感覚の…

〈それぞれの四季〉ナビになりふわりと飛び立つ/ぱんちょんじゃ

大腸がんの手術後も転移による手術と治療が続く中、昨年「金福童奨学金」伝達式や台風支援金伝達のために東京、大阪を訪問した金福童ハルモニ。9月の大阪訪問は奇しくも高校無償化訴訟の高裁逆転敗訴の日と重なった…

〈それぞれの四季〉長男のトリセツ/金里香

はじまりは一冊のスケッチブックだった。6年前、長男の主治医の勧めで服巻智子さんの自閉症に関する講演会に出席した。自閉症を含む発達障害は、障害が目に見えないので他者に説明することが難しい。育て方が悪いと…

〈それぞれの四季〉ソンセンニムとして/崔美澪

5月のある日、他愛のない会話の中で、子どもたちから「ソンセンニムの小さい頃の夢はなんですか?」という質問がとんできた。私は「小さい頃の夢はハッキョソンセンニムになることだったよ」と答えた。

〈それぞれの四季〉母の置き土産/金里香

料理が趣味である。最近は支部や子育て支援センターでの料理教室の講師をさせてもらうこともある。「息子たちのお嫁さんになる人は大変だね」なんて言われることもあるが、実は普段の子どもたちとの食事は、そんなに…

〈それぞれの四季〉ウリハッキョのICT化/崔美澪

いよいよ新年度が始まった。新任の時ウリハッキョに入学した児童たちは、高級部3年生になった。時の流れが早く、自分がその速度についていけているのか、心配になる。 今年度は初級部4年の担任をすることに。4年…

〈それぞれの四季〉夫の支え/金里香

夫が淹れてくれる美味しいコーヒーが、毎朝の楽しみだ。夫は留守が多いので、朝は一緒に過ごす貴重な時間だ。でもそれは、ハッキョに送る2日間以外の日のこと。わが家から群馬ハッキョへは、車で片道1時間。騒音や…

〈それぞれの四季〉「育てる」という意味/崔美澪

先月、ウリハッキョで卒業生一人の高級部卒業式が行われた。中学1年生のときにウリハッキョに編入してきて、徐々に「ウリ学生」になっていく姿に喜びを感じながら接してきたのを、今でも鮮明に覚えている。 卒業式…