〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 13〉在日朝鮮人ハンセン病文学①/存在証明と尊厳回復のために
2019年06月10日 11:23
国立ハンセン病資料館(東京都東村山市)の学芸員・金貴粉さんの著書「在日朝鮮人とハンセン病」(クレイン)が刊行された。これまでほとんど知られてこなかった在日朝鮮人ハンセン病患者・回復者の歴史と現在につい…
〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 12〉逆井聡人「〈焼跡〉の戦後空間論」を読む/「焼跡」「闇市」を読み替える
2019年04月13日 13:43
〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 11〉帝国日本の侵略的版図を読む/黒島伝治
2019年03月12日 09:00
〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 10〉近代日本の罪業を、地の底から撃つ/上野英信
2019年01月29日 09:00
今月15日、松本昌次さんが亡くなった。未来社で編集者を務め、影書房を創設し、花田清輝、埴谷雄高、井上光晴をはじめ戦後文学者の本を多数世に出した功績、時代と社会、政治と文化を射抜く鋭い批評眼から多くを学…
〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 9〉朝鮮戦争と日本文学⑤小林勝/果たされるべき未来への「架橋」
2018年12月26日 09:00
1971年に45歳の若さで早逝した小林勝は、文字通り生涯をかけ朝鮮と向き合い戦後日本を生きた稀有な日本人文学者であった。 小林の唯一の書下ろし長編「断層地帯」(1958)の冒頭近く、作者の分身たる朝鮮…
〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 8〉朝鮮戦争と日本文学④松本清張/戦争を隠蔽するものに挑む眼
2018年11月29日 09:00
今年刊行された高橋敏夫著「松本清張『隠蔽と暴露』の作家」(集英社新書2018.1)は、近年ますます再文庫化や新装版化が相次ぎ、テレビドラマ化や再放送、リメイクが繰り返されるなか、松本清張の人生経験と著…
〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 7〉朝鮮戦争と日本文学③井上光晴/原罪・責任としての「朝鮮」に向き合う
2018年10月23日 09:00
日本文学と朝鮮、とりわけ朝鮮戦争とのかかわりについて述べようとするとき、井上光晴を取り上げないではすまされないだろう。井上の文学における「炭鉱」「天皇制」「戦争」「原爆」「共産党」といった原体験には、…
〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 6〉朝鮮戦争と日本文学②/朝鮮戦争を描いた日本の文学を紹介する著書
2018年09月21日 14:03
朝鮮戦争との断絶、共有の手がかり 朝鮮戦争への無責任、無自覚、また無関心と忘却の中、これらの問題をも含めて、日本の文学はどれだけ、いかにこの戦争と向き合ったのか。丸川哲史「冷戦文化論」(2005)は、…
〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 5〉朝鮮戦争と日本文学①/堀田善衞「広場の孤独」
2018年08月28日 14:48
朝鮮戦争下の「孤独」を読み直す 筆者の勤務する朝鮮大学校の近隣には在日米軍横田基地が位置しており、朝鮮国連軍後方司令部が置かれている(このことすら認識している日本人は少ないのではないか)。ここ10年あ…
〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 4〉朝鮮学校で日本文学を教えること/第4回 ウリアド(ウリ広告機構)広告作品から
2018年07月24日 10:16
筆者は朝鮮学校で日本語、日本文学を教えているものであるが、本業のかたわら、親しい同胞デザイナーやアドバイザーらとともに、一昨年末に「ウリアド(Uri-AD、ウリ広告機構)」という公共広告メディアを立ち…