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〈科学技術最前線 12〉独自のハイテク製品開発に期待/今後の展望

科学技術最前線と題した連載は今回が最後となる。これまで朝鮮労働党第7回大会(16年5月)で示された科学技術強国建設路線(【図1】はその切手)において重要となる分野について一般的解説を行い、現在の状況に…

〈科学技術最前線 9〉化学工業の主体化を促進/C1化学工業

現在、朝鮮は朝鮮労働党第7回大会で示された国家経済発展5カ年戦略(2016~2020年)目標を達成するためにまい進している。5カ年戦略目標のなかで、とくに話題となったのが石炭ガス化によるC1化学工業の…

〈科学技術最前線 8〉品種改良とクローン技術/バイオテクノロジー

朝鮮で、IT、NT(ナノテクノロジー)とともに、核心基礎技術と位置づけているのがBT(バイオテクノロジー)である。バイオとは生命あるいは生物のことで、朝鮮では「持弘因俳(生物工学)」と訳している。生物…

〈科学技術最前線 7〉知識経済時代を支える情報技術/IT

自国の技術・資源による自立的経済発展とともに、近年朝鮮で強調されているのは知識経済時代に相応する経済発展である。知識経済時代とは知識が経済発展において重要な役割を果たす時代ということであるが、経済の専…

〈科学技術最前線 6〉書籍で見る科学重視の歴史/科学図書

「科学技術最前線」と題した本連載は月1回で1年間の予定なので、ちょうど半分に差し掛かった。これまで、チュチェ鉄、チュチェ繊維、チュチェ肥料、「光明星」号、そしてCNCについて解説したが、これらは本紙読…

〈科学技術最前線 5〉工作機械で最先端突破/CNC

どのようなものでもその気になれば プログラムに従い作れる 先軍時代機械工業の自慢 ウリ式CNC技術 CNCはチュチェ工業の威力 CNCは自力更生の真髄 近年、朝鮮で流行した歌「突破せよ最先端を」の歌詞…

〈科学技術最前線 4〉「光明星」号の歴史と展望/人工衛星

科学技術強国とは、全般的科学技術が世界先端水準に至った国のことである。朝鮮はすでにその水準にあると自負する分野がある。宇宙技術である。ロケットや人工衛星などによる宇宙空間の平和利用技術で、気象衛星や通…

〈科学技術最前線 3〉カギは酸素分離機と石炭ガス化/チュチェ肥料

チュチェ鉄・チュチェ繊維とくれば、次はチュチェ肥料である。これらはそれぞれ衣食住と関連するが、なかでも肥料は農産物に直接的な影響を与えるという意味で一番重要かもしれない。 やはり、自国の技術、自国の資…

〈科学技術最前線 2〉李升基博士とビナロン生産/チュチェ繊維

前回は、自国の技術と資源に基づく生産物の典型としてチュチェ鉄について述べたが、今回はそれと並び称されるチュチェ繊維、すなわちビナロンを取りあげる。ただ、両者には大きな違いがある。チュチェ鉄はコークスの…

〈科学技術最前線 1〉コークスを用いない製鉄法/チュチェ鉄

現在、朝鮮は社会主義強国に向かって邁進している。朝鮮労働党第7回大会ではそのための最優先的課題として科学技術強国建設をあげた。科学技術強国とは、国の全般的科学技術が世界先端水準に至り、その主導的役割に…