〈高麗人参余話 63〉連載を終えて
2004年12月24日 00:00
昨年の4月から始まり1年9カ月の比較的長い連載になった「高麗人蔘余話」も今回が最終回となった。 私は3年前、福島県会津磐梯山の麓に広がる朝鮮人蔘畑を見たとき、この山奥にも朝鮮半島と日本の長い文化の交流…
〈高麗人参余話 60〉冷え性
2004年12月03日 00:00
女性に多い冷え性。冷え性には自律神経のバランスの狂い、あるいは太りすぎで皮下脂肪が厚くなり、毛細血管が圧迫されるため血流が悪くなるケース、また無理なダイエットや柿、ミカンなどの体を冷やす食べ物の影響、…
〈高麗人参余話 59〉糖尿病
2004年11月19日 00:00
糖尿病に罹るとせっかく食べたものがエネルギーに使えなくなり、エネルギー不足のため疲れやすくなる。手足がしびれたり、毛細血管が障害を受け視力が落ちるだけでなく、尿の量が増えるため水分を欲しがり食欲もすす…
〈高麗人参余話 58〉肝臓病
2004年11月14日 00:00
肝臓は体重の3%程の重さがあるからだの中で一番大きな臓器だ。「沈黙の臓器」とも呼ばれ肝臓の3分の2が損傷しても黙々と働き続けるので病気になっても気がつかない場合が多い。疲労、ストレス、アルコール、タバ…
〈高麗人参余話 57〉脳卒中
2004年11月05日 00:00
最近、高齢者のみならずまだ若い人が突然脳卒中で亡くなることがよくある。中年以降は注意しなければならない。脳卒中には、脳出血(脳溢血「のういっけつ」と同じ・ほとんどが高血圧性)と脳梗塞がある。
〈高麗人参余話 56〉脂肪肝の予防
2004年10月29日 00:00
酒は百薬の長。寝る前の一杯はからだにもいい。しかし、一杯、一杯また一杯と杯を重ねるにつれ浮世も忘れついには酒に飲まれてしまう。海に溺れる人よりも酒に溺れてしまう人が多い所以である。
〈高麗人参余話 55〉ストレス
2004年10月22日 00:00
生きていくのにストレスはつきもので、多少のストレスは刺激にもなり必要な面もある。現代社会では肉体的、精神的な疲労をはじめ環境、社会、人間関係などさまざまなストレスに打ち勝たなければ病気になってしまう。…
〈高麗人参余話 54〉低血圧
2004年10月15日 00:00
低血圧は心臓の拍動が弱いために、血液を押し出す力が不足して、体中に充分血液を行きわたらせるだけの圧力を得られない状態をいう。血圧が低いと、体温が低く寝つきが悪い。朝、目覚めが悪い。頭は重くて頭痛があり…
〈高麗人参余話 53〉更年期障害
2004年10月08日 00:00
女性の更年期障害(顔面の紅潮、のぼせ、頭痛、手足の熱感、発汗、動悸、耳鳴り、血圧の動揺、めまいなどの症状のほかに神経過敏、興奮しやすい、ゆううつ症、記憶力や集中力の減少、疲労しやすいなどの精神症状)に…
〈高麗人参余話 52〉便秘
2004年10月01日 00:00
健康は美しいもの、ありがたいもの、気持ちいいものである。生活の質のなかで「快食、快眠、快便」は欠かせない要素でもあるが、お腹が張って苦しい、便が硬くて排便時に苦痛が伴うなどの便秘の症状は辛いものである…
〈高麗人参余話 51〉胃の不快症状
2004年09月24日 00:00
現代人は胃が疲れている。胸やけ、胃もたれ、食欲不振などは日常茶飯事であり、虚弱体質でない人でもストレス、過労、飲み疲れで胃の重い人がたくさんいる。 食物は胃や腸で消化され、小腸で栄養物が吸収される。そ…
〈高麗人参余話 50〉にきび
2004年09月17日 00:00
にきびは「青春のシンボル」などと悠長な事を言ってはいられない。一般に思春期の男女に多く、23歳までには自然に治るとされているが、大事な顔の中に赤みを帯びながら大きくふくれてくる。細菌に感染しやすく、だ…
〈高麗人参余話 49〉ミス・コリア
2004年09月03日 00:00
忠清北道清州の事業家キム・チャンウ(61)さん一家は、娘5人のうち4人がミス・コリアに入選した。 長女ヒジョン(32)、三女ミンジョン(28)、四女ミソン(24)、五女ヨンス(22)だ。 父母が語るそ…
〈高麗人参余話 48〉人蔘湯
2004年08月27日 00:00
蔘鶏湯は料理だが人蔘湯は漢方薬である。漢方では4~12種類の生薬を用いる場合が多く、この処方を方剤と呼ぶ。漢方方剤の構成は「君」「臣」「佐」「使」の4種からなる。君とは主薬の事で臣は補助薬、主薬を助け…
〈高麗人参余話 47〉蔘鶏湯
2004年08月20日 00:00
蔘鶏湯は鶏と人蔘のスープ料理で今日の朝鮮料理には欠かせないが比較的新しい料理法だと言う。会津地方ではその土地でとれたものをその土地の料理法で食べる「土産土法」を大事にする人たちが多く、健康食が流行なの…
〈高麗人参余話 46〉規則的服用
2004年08月06日 00:00
健康の維持、病気の治療に人蔘の服用はとてもよいので試してほしい。ただ、根気と規則的な服用がなによりも必要である。
〈高麗人参余話 45〉煎じ方
2004年07月30日 00:00
漢方では薬を煎じて湯剤にして飲むのが古くからの飲み方である。 人蔘も粉を飲むより煎じて飲むほうが好ましい。「漢方といえば煎じ薬、土瓶」である。人蔘の煎じ方もやってみればそんなに難しくはない。
〈高麗人参余話 44〉いつ服用?
2004年07月16日 00:00
人蔘は漢方では「補薬」に分類され全身を改良し、最後には疾病を治すものであるが、抗生物質のように病原菌に対して即効性をもつものではでない。すぐ効果がでないからとあせらず、あきらめず、たゆまず、根気よく服…