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〈3.11を心に刻んで2016〉岩波書店編集部編/人から人へ、胸打つ切実な訴え

今年は大震災から5年。岩波書店では震災の年の5月からウェブ連載「3.11を心に刻んで」を開始、毎月3人の筆者により欠号なく書き継がれてきた。その総人数はこの5年間でのべ170人を超える。 連載は毎年3…

〈本の紹介〉「パルレシア 震災以降、詩とは何か」 河津聖恵

凛として詩を書く 詩とは何か。詩はいかに書くべきか。優れた現代詩人である著者はいま、改めて詩のアイデンティティーを問い詰める。 表題の「パレルシア」とは、「何についてでも率直に真実を語ること」だという…

〈本の紹介〉記録・朝鮮総聯60年(私家版・呉圭祥著)

日本の若い記者と初めて会ったときに、いつも思うのは、「総連」に対する誤解が多い、ということである。それは無理もない、ことかも知れない、とある時気づいた。「総連」はすでに結成から60年、人間で言えば還暦…

〈本の紹介〉辺見庸著「1★9★3★7」を読む

「閉じられた記憶の棺」を暴く衝撃 「戦争責任へのそらっとぼけかた」許さぬ気迫 本書を読み解くのは容易なことではない。まず、「1★9★3★7」の意味を知らねばなるまい。もちろん、辺見氏が書いているのは「…

〈本の紹介〉右傾化する日本政治/中野晃一著

「反自由の政治」もたらした右傾化プロセス 日本政治の「新右派転換」と右傾化というテーマで10年にわたり研究をしてきた著者は、現代における日本政治の展開をどのように理解すべきか、その重要な論点に右傾化が…

〈本の紹介〉「時代の正体ー権力はかくも暴走する/神奈川新聞「時代の正体」取材班

「権力の暴走」に立ち向かう気迫 時代を表象するストレートな書名に、記者たちの危機感が伝わってくる。本書はネット上でも神奈川新聞の注目記事として話題を集めていた「時代の正体」を上梓したもの。 「私たちは…

〈本の紹介〉沖縄の70年―フォトストーリー/石川文洋著

“沖縄の歴史は、私にとっての歴史” 琉球と沖縄の先祖、そして今その地に生きる人々の怒りと共鳴し、「在日沖縄人」として書き綴ったと、著者は話す。1938年に沖縄に生まれ、幼い頃に本土に移住。過去に、ベト…

〈本の紹介〉古代朝鮮と万葉の世紀/朴春日著

日朝善隣の源流、「万葉集」 朝鮮と日本の数千年におよぶ善隣友好の歴史的関係の源流ともいうべき、世界に類例を見ないアンソロジー「万葉集」全20巻は、いかに成立したか。本書は在日朝鮮人研究者朴春日氏による…