
〈朝鮮歴史民俗の旅〉パンソリ(1)
2004年05月08日 00:00
パンソリは朝鮮王朝後期に庶民が始めた芸能。パンは広場(舞台)、ソリは唱(歌)である。王朝時代の庶民芸能には仮面劇や人形劇もあったが、芸術性や人気度においてパンソリに勝るものはなかった。 パンソリは日本…

〈高麗人参余話 36〉加工(1)
2004年04月30日 00:00
夏も過ぎ旧盆の頃になると人蔘が収穫される。畑にかけておいた屋根やシートを外し、茎も刈り取る。昔は人蔘の掘り起こしを夜明け前から農家の人たち総出で、手作業で行ったが今では作業はとても楽になった。

〈人物で見る日本の朝鮮観〉勝海舟
2004年04月28日 00:00
幕末期における勝海舟(1823~1899)の朝鮮への関わり方について、「その連帯の思想と侵略思想を同居させた最初の人物こそ勝海舟であったと思う」と、私は「日本の朝鮮侵略思想」で書いたことがある。 貧乏…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉タバコ(2)
2004年04月26日 00:00
有益説が一人歩きする中でタバコの害は拡大していた。 一つは火災。光海君の時代、釜山の東來倭館が、タバコの火が原因で2回も大火に見舞われた。江華島の要塞では、タバコの火の不始末で武器貯蔵庫が大爆発し多く…

〈若きアーティストたち 21〉役者・金民樹さん
2004年04月20日 14:31
在日同胞たちにとってネイティブな朝鮮語を使うことはそうたやすいことではない。ましてや、3世、4世ともなると、生まれて初めて接する母語はほとんどが日本語、その後ひとつひとつ言葉を覚えていく過程の言語環境…

〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉連載を終えて
2004年04月19日 00:00
この連載の依頼を受けたとき、私は正直言ってとまどった。折りしもいろいろな悪条件が重なって、そんな余裕なんてなかった。それに、私はあれこれ1度にやってのけるのが大の苦手である。 そんな私の気持ちを知って…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉タバコ(1)
2004年04月17日 00:00
19世紀の文人・趙在三は著書「松南雑識」で次のような民話を紹介している。 「日本に淡珀姑という妓生(芸者)がいた。なかなかの美貌の持ち主で、そのうえ素直で心やさしく、多くの男どもの心を捉えていた。その…

〈高麗人参余話 35〉病害
2004年04月16日 00:00
田んぼに人蔘を栽培する場合、人蔘を収穫した後、湛水して稲を栽培すれば土壌は還元状態になり、酸素が足らなくなって土壌中の根腐病菌は生育が止まり、死滅して病原菌の密度が減少する。人蔘を収穫した後、田んぼで…