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〈人物で見る朝鮮科学史 44〉世宗とその時代(3)

不敬罪に問われた「最高の技術者」 東洋では水時計を「漏刻」と呼んでいたが、その原理は「播水壺」を高い所に置き、そこから水が一定の量と速さで流れ落ちるように工夫し、「受水壺」に溜まった量で時を計るという…

〈朝鮮と日本の詩人 45〉後藤郁子

内に秘めた反抗の精神 朝鮮よ 何が何を 何を何に代えようとするのか 知って居るのか  

〈朝鮮史から民族を考える 5〉近現代日本の対外関係の基底(上)

先の戦争をどう見るか 「太平洋戦争」 日本の近現代史は第2次世界大戦の敗戦を境に、いわゆる「戦前」と「戦後」に分けることができる。そこでは、先の戦争の起点をどこに見るかということが日本近現代史の把握に…

〈朝鮮通信使来聘400年 12〉江戸の通信使とオランダ人

2千人の大行列を百万群集が見物 今の日本人は、長崎が海の表玄関であったと思い込んでいる。 しかし、江戸の人たちは、通信使が国賓であり、オランダ商館長は一介の異国の商人に過ぎないことを知っていた。 通信…

〈人物で見る朝鮮科学史 43〉世宗とその時代(2)

中世の朝鮮 最高の技術者、蒋英実 韓流ドラマ「チャングムの誓い」の人気は衰えず、今もNHKで放送されている。その終盤に自分の命を救ったチャングムを侍医にしようとする中宗に対して大臣たちが反対する場面が…

〈同胞美術案内 7〉全哲/読者惹きつけた4コマ漫画

在日朝鮮人の歩みをたどる 漫画の命は線である。連続する一定の大きさの枠内に、その線で描かれ息を吹き込まれたキャラクターがさまざまな動きを見せる。一定の大きさの枠-「コマ」-の中にはキャラクターのみなら…

〈朝鮮服飾ものがたり 44〉戎服(ユンボク)

「武官が着る軍服」を指す。 チョルリクとよばれる腰にひだをつけた特徴ある衣服を身に着けた。 15世紀前には一般人が着る平常時の衣服であった。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962…

〈朝鮮と日本の詩人 44〉若山牧水

金剛山の絶景に感嘆 この国の山低うして四方の空はるかなりけり鵲の啼く(東莱温泉にて) よびかわす雉子の声やをちこちは小松ばかりの山まろうして(珍島竹林洞にて) 呼びさます鵲の声きこゆなり今朝も晴れたら…