
〈続・遥かなる高麗への旅・朝鮮史上初の統一国家 3〉「二君に仕えず」、李成桂 拒絶した忠臣たち
2008年07月23日 00:00
王朝崩壊、喪に服した民衆/崔瑩(チェヨン)将軍の最期 蒙古の侵略に徹底抗戦した三別抄が元宗に鎮圧された後、高麗では忠烈王・忠宣王・忠粛王・忠恵王・忠穆王・忠定王と蒙古に忠誠を誓った6代の王が続いた。果…

〈朝大・朝鮮自然博物館 3〉鉱物・世界一のマグネサイト埋蔵量
2008年07月16日 00:00
鉱物資源の有効利用考える 幅広い世代の支持を得て文字通り日本アニメ界の主として君臨する某アニメスタジオが、1980年代半ばに作成した冒険物のアニメ映画に夢中である(もちろん息子たちが)。 そこに登場す…

〈朝鮮服飾ものがたり 74〉處容紗帽、トンリョン花冠
2008年07月16日 00:00
處容紗帽(チョヨンサモ)は、處容舞を舞うときに處容仮面とともに使った。竹を組んで形を作った後、紙を貼って方位に合わせた色の花を描いた。帽子の上には牡丹の花と、桃の枝についた赤い桃を装飾した。 トンリョ…

〈朝鮮と日本の詩人 61〉信夫澄子
2008年07月14日 00:00
君ら一筋に自由な祖国へ 祖国朝鮮へ帰る その姿 〈見送りにきました〉 知る顔なけれど きみらの親を仲間を虐殺した この国に 別れを惜しむことがあろうか 平壤駅の柵ひえびえと ありし日の 日本軍隊の威嚇…

〈朝鮮服飾ものがたり 73〉處容衣
2008年07月09日 00:00
舞台服飾のひとつで、處容舞を舞うときに着た。 この衣装は、東西南北および中央の五方色を象徴してシルクで作られた。 前身ごろの裾は短く、後ろは長い。襟は丸くて広い。胸元は四角く、長く作られた。 前身ごろ…

〈朝鮮史から民族を考える 22〉植民地期の朝鮮人史学者たち(下)
2008年07月07日 00:00
学問の現実認識・参与の大切さ 震檀学会と朝鮮学運動 震檀学会は歴史学・民俗学・言語学・国文学など広い研究分野を対象にした朝鮮人の学術団体である。李丙燾を中心とする「実証史学」系の人々が主流を占め、「民…

〈朝鮮と日本の詩人 60〉上林猷夫
2008年07月07日 00:00
強くこみ上げてくるもの 私は百貨店の廂の下でバスを待っていた。 省線に跨る陸橋の仮橋。 蒸気ハンマアの地響きが絶えず甲高く落ちてくる。 板囲いに沿ってひっきりなしに人が続いて出たり行ったりごった返して…

〈朝鮮史から民族を考える 21〉植民地期の朝鮮人史学者たち(上)
2008年07月04日 00:00
「民族史学」の創始者、申采浩 朝鮮人不在の近代朝鮮史学史 従来、長年にわたって、朝鮮近代歴史学の成立は、植民地期の日本人研究者によってなされたと考えられてきた。いわば、朝鮮人不在の近代朝鮮史学の形成と…